2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧
「ねえりんちゃん、ホットサルってなに? あったかいサル?」りんの人気や真面目さ、家族を愛する気持ちは非常に良く描けていて見応えがあったが、彼女の成長が描かれていなかったように思う。バトルで描かれていたのはりんが兄弟をいかに愛してるかというこ…
「ウィリアム様がお帰りになるのなら私ももう少しここにいたいと言ったのは、ウィリアム様と一緒にいたかったからですわ。」このセリフを言うときのエレノアは背景美術のラインが中心のエレノアに向かってくるという、ダ・ヴィンチの最後の晩餐で使われてい…
このアニメは感想を書こうとするといつも困ってしまう。個々のシリアスシーンやギャグシーンは良いのだが、それらが全然有機的に結合してないので、全体的な印象について書きづらい。個々のシーンについて語るにしても、シリアスシーンは全体と関連が薄いの…
予想以上にキャラにリアリティを感じてきて、彼女たちの日常をより楽しめるようになってきた。その要因の一つとして、キャラの特徴が過剰でないことが挙げられると思う。こなたはいつも自分の行動に自身を持ってるようだけど、今回の試験勉強の一夜漬けのと…
「私もこんな詩を書いてみたい!ことばの中に世界のすべてが満ち溢れているような!」 作画や演出としては十分に出来が良く、またテーマもはっきりしていて見応えのあるものだったが、テディの母親の問題が明らかにされなかったことなどの脚本の不十分さや、…
これもエル・カザド同様にリアルな人間の感情のある物語を描くつもりがないことがわかってきて、ノリやアニメーションの面白さを楽しめばいいとわかってきた。相変わらずカミナもシモンは毎回同じようなことを繰り返してるだけで、精神的な成長も感情の変化…
前回とは打って変わっていろんな意味で見所のあるデルトラクエストらしい面白い回だった。バルだはバルダらしく情けない負け方をしたり、リーフたちに対して大人らしく振舞ってたし、リーフはまことに少年らしい振られ方が、珍しく日本のアニメっぽい展開で…
「ここまで血にまみれた以上、後は罪が罪を生み出すだけ。」マクベスのようで実はリチャード三世。第四幕第二場。原文:"But I am in so far in blood that sin will pluck on sin."前半は前回の急展開のあとなのに、特になにもおこらず物語の下準備ばかりで…
毎回この作品の感想で、梶浦由記の音楽が過剰で作品世界を台無しにしてるというようなことを書いてきたが、今回はさらにその傾向が強く、セリフは少なめで音楽と映像で空気感を見せようとしてるだけの作りだった。しかしここまで薄っぺらい物語になると、前…
急展開で詰め込んでるのはずなのにちっとも急ぎ足だとは感じず、むしろ20分程度の話だとは信じられないぐらいゆったりとした時間を感じられる構成と演出だった。一番良かったのはやっぱり電話中の茜の両親の居場所の話で、ほんの短い時間で茜の家族の絆を十…
キャラ的にはあまり興味が引かれなかったし構成的にも強引だったが、見せるところは十二分に銀魂らしく見せてくれて満足の出来る回だった。辰巳はテンプレキャラ以上の個性はなく、声優も同様にそのタイプを演じられてる以上の魅力が感じられなかった。それ…
うーん、早くも妖魔ハンターものとしてパターン化が感じられてきたなあ。似たような話は腐るほど見てるわけで、パターンを踏襲しているだけでは楽しめない。しかしまだ前半なので解決編に期待。バトルはスピード感があって良かった。
じわじわと面白くなってきたような。今回は外交的な駆け引きがわりと面白く、それぞれの立場の必死さが伝わってきて良かった。ティターロスのSF的な街並みも作りこんであって見ごたえがあった。このシリーズはこうやって帰還中にトラブルに遭いながらそれを…
キャラたちの悩みや葛藤といった視聴者の求めるものを律儀に持ち出して、それをそつなくこなしてしまうのはさすがにサンライズ。シリアスパートもギャグパートも、ほのぼのとした部分も良く描けていて、こちらの見たいものが良くわかっていると思った。ただ…
試験の次は訓練で、バトルには緊張感がないし、ストーリーとしても未だに下準備をしてるだけで盛り上がるところがない。こんなにのんびりなのはたぶん人気シリーズの続編だからで、好きな人はキャラや設定やガジェットが楽しいかもしれないが、そうでない人…
「怖いと悲しくなっちゃうの」いやー楽しい。可愛いキャラデザで普通のラブコメをまともな作画でやってると、それだけのことなんだがそれだけで十分に楽しめる。まなびはいろいろと神経に障るところがあってとても素直に楽しめるものではなかったが、これは…
シリアス面では相変わらずキャラの存在感の軸がよくわからず、時々いい感じの感動をするようなシーンはあるものの、全体としては楽しめなかった。新キャラの巡もシリアス系の設定を持っているようだが期待しないほうがいいだろう。なんというかどのキャラも…
暗い。とにかく暗い。テレビに出てることを喜んだり、ロボットに名前をつけたりすることなどがまったくマンガ・アニメ的でないリアルな子供っぽさで、それが淡々と描かれていて自分の子供の頃の痛い記憶を刺激されてるような気分になる。アニメでは二度と戻…
今回は自転車部の寺尾の視点からミコトの才能が発見されていく様が中心に描かれていたわけだが、原作にあるセリフをそのまま垂れ流してるという感じで、あまり実感がわかなかった。セリフで説明しすぎだったように思う。寺尾の過去のエピソードも多少挿入さ…
不安だったり好みの合わないものはばっさばっさと切り捨てて視聴アニメを25本程度に絞り込む。個人的には一日2、3本ぐらいが適正でまだまだ多い。整理してみたらこんな感じ。日 プリキュア グレンラガン らきすた ヒロイックエイジ 瀬戸の花嫁 ウエルベ…
極端に演劇に不向きな性格だが声量はある麦。それと対照的に声の異常を抱えてる演劇研究会部長。彼女と表面上大きく対立してるが心の底では何か抱えていそうな演劇部部長。対立する演劇研究会部員にあこがれる演劇部部員ちとせ。などなど物語の枠組み的には…
「怖いって気持ちは、いくら大丈夫って言われても消えないんです。自分で外に出て、自分で確かめない限り。」春香がインベルに優しく語りかけるのは感動的だったし、作画と声優の演技力と、性格が曖昧であることは一貫してる脚本のおかげで春香の存在感を感…
新番ラッシュのために、たいして重要視してる作品でもなかったために二話ほど飛ばして見たんだが、予想以上にクオリティが高くて面白かった。ソフィアが消えた回とその次の回が妙に出来の良い回だったのだが、どうもその辺りで化けたということのよう。まず…
実に見事な構成と演出で、しかもそれらが一番の問題であるメインのカップルのお互への感情の表現に十分に奉仕していて、今期の最大の期待作と思わせるに十分な出来だった。まずシリーズ全体の構成として、エマとウィリアムの別々の生活の中でお互いのお互い…
なんだか陳腐な勧善懲悪ものになってきたなあ。市長は確かに悪いことをしたのかもしれないが、二重帳簿なんてどこの偉い人でもやってるのが普通で、いちいち騒ぎ立てるものには思えない。それをいちいち暴きたてようとする正義の味方は、むしろ空気を読めて…
いやー面白い。徹底的にくだらない内容を抜群のテンポで徹底的に詰め込んでいる。退屈さを感じる暇なしに幸せな時間が続く幸福。これはなにげなく親しい友達とダラダラと話す楽しさと同種のものだと思う。そういうときの面白さって言うのは話の方向性が自由…
神作画回。しかし力の入ってない作画の部分は明白で、脚本としても決まったパターンに沿ったものにすぎず、全体としてはそれほど出来のよい回でもなかったように思う。バトルシーンを主題歌をバックにミュージックビデオのようにしてしまったのは、そのシー…
戦闘もエイジの教育これまでのエピソードを繰返してるだけのようにしか感じず、ゆるい展開に感じた。エイジが苦難を乗越えてきたとのことだが、まったくそれが感じられない。根本的に異なった考え方をしてるらしいエイジの内面は、小説で三人称と一人称の間…
身近な人間関係と世界の終わりが短絡しているいわゆる「セカイ系」の典型。叙情的な空気感はエヴァやほしのこえの流れを組むもので、上手くいけば美しい感動を生むことができるはずだが、大概の作品が表面的なそれらしさを見せるだけで中身のないものになっ…
空気感もいいしバトルもいいんだが、いまいちキャラの感情に深みが見えてこない。あと前回の内容をあまり覚えてなかったからというのもあるのだろうが、話がよくわからないところがいくらかあった。問題なのはヘイも千晶も、よく雰囲気はでているのだが紋切…