ウエルベールの物語 〜Sisters of Wellber〜

第11話 「慟哭の章」

やっぱりこの作品は考えてみてはいけないと思う。恐らく多くの人は、この作品のプロットや台詞回しのベタさや安易さに突っ込んで楽しんでるだろう。しかし、この作品はそういう楽しみ方はより、作品が虚構だという視点を捨てて作品世界に素直に感情移入して…

第9話 「決別の章」& 第10話 「絆の章」

以前このアニメは少年マンガのノリで作られてるのではないかと書いたけど、これらの回をみてますますその確信が強まった。ストーリーの不備な点を指摘をすればきりがないほどで、考えれば考えるほどつまらなく思えて来る。それでもリタとティナのお互いを思…

第8話 「告白の章」

プロットが単純極まりないものになってきて、肝心のガラハドやジャミルの感情表現は深みもなければ型にはまった面白さもない。王様もゲルニアもキャラ的な面白さに欠ける。プロットがアホでもキャラ描写に笑えるものでも強い一貫性があれば楽しめるものなの…

第7話 「追跡の章」

もともと無茶な展開が多いだけに、こういうあからさまに強引な展開も、あきれるほどベタなオチもあまり不自然に感じない。さらにそういったある意味不条理な世界観が面白くもある。登場人物も制作者もどこか真剣で、その真剣さが視聴者のツボを思いっきりは…

第6話 「真実の章」

「それが、あの日あった真相です。」超展開には二種類あって、一つは笑えはするものの話についていけなくなって興味を失ってしまい、ただのネタアニメになってしまうもの。もう一つはこちらも笑えるのだが、キャラが生き生きしていてその笑える世界も含めて…

第5話 「脱出の章」

「もしかしたらあなたの馬鹿が少し移ったのかもしれませんね。」前回に引き続きキャラの感情の変化の原因が十分に描かれず不自然さを感じるのだが、それでも見てて退屈しないのは、キャラクターの個性は声優の演技や台詞回しなどによってはっきりとしている…

第4話 「決意の章」

このアニメは中世西洋風の舞台でのロードムービーという点でエル・カザド同趣向だが、空気観やプロットの大枠自体は良いものの、脚本の薄さから底の浅い印象しか受けないのも似ている。同じ脚本の薄さでもエル・カザドは事情をはっきりとセリフで語らないこ…

第3話 「復讐の章」

なんだか陳腐な勧善懲悪ものになってきたなあ。市長は確かに悪いことをしたのかもしれないが、二重帳簿なんてどこの偉い人でもやってるのが普通で、いちいち騒ぎ立てるものには思えない。それをいちいち暴きたてようとする正義の味方は、むしろ空気を読めて…

第2話 「旅立ちの章」

今回はリタが現在の境遇を理解して、王女としての身分であることを捨てるというのが基調となる筋。王女らしさを金銭感覚の違いや、食べ方などで表していて、今回の事件によっる変化を服の着せ方で表してるのが効果的だった。髪を切るというのが象徴的。「京…

第1話 「始まりの章」

これは良くも悪くもひっかかるところのない非常に気持ちよく見れるアニメ。ネット局が少ないから見れない人も多いだろうけど、Gyaoでもやるらしいので是非おすすめ。中世風の世界観で盗賊娘と王女様が偶然の積み重ねで出会ってそれぞれの目的のために一緒に…

2007年第2クール終了&視聴中止