2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

第4話 「ナミダ」

前回とは打って変わって普通に感情を追いかけていくコンテで、内容的にもお涙頂戴ものになっていて、見やすかったがこの作品らしくもなかった。親子関係や恋愛関係の強さの表現は常識的な感覚に訴えるだけのものだったので、もうちょっと固有の関係の表現が…

第3話「どうなった?こないだの話」

相変わらずわかりづらい作り。つまらなくはないが、とりたてて引かれる部分もない。全体的に何かを暗示していて、自分でも何かを感じているのはわかるのだが、それがなにかといわれるとうまく言葉にできない。少し複雑な表現が出てくると理解が追いつかなく…

第3刻 「ひなた」

結構面白くなって来たかもしれない。主人公は人間的に立派すぎて全然興味がもてないのだが、ヒロインたちが苦悩している姿が丁寧に描かれていて、かなり興味を引かれた。ただ前回は僕としてははやみと琢磨が打ち解ける過程に説得力がなく感じたわけで、ひな…

 第4話 「さよならとバンパイア」

突然悩みだす月音とか妙に心配する萌香とか、全体的にキャラの感情の流れに自然さがいまいち感じられない。GONZO作品には珍しく普通の萌アニメの構成のフォーマットにしたがっているわけだが、それでも普通の萌アニメにあるキャラの魂のようなものがないよう…

第4話 「楽園に触れるなかれ」

全体を通してあまりにも電波な論理展開でまるで脳髄をかき回されてるような感じだった。わざとやってるとかあからさまに外してる個所があるのなら笑えるのだが、論理のずれ方が部分部分ではそれほど大きくなく、それが全体では大きく逸脱していると言う感じ…

第16話 「ワン・ツー・スリー☆ハートのマジック!」

ラストが駆け足だった点を除けば、ゲストキャラの思いの強さが良く感じられる構成・演出で、とても楽しめた。特に北海道と先生の名前をかける発想と、二階堂先生がなかなか折れない拓哉を騙す時のセリフの残酷さが良かった。二階堂先生が各話のエピソードに…

第3話 「森羅万象」

あまりキャラに親しみがわかないうちに、各キャラのネタを平面的に並べられてもあまり面白くない。こういうのは一通りキャラ紹介のエピソードを済ませてからやるべきものだと思う。他にも今回の各エピソードのシリーズ構成的な必然性は見当たらず、強いて言…

第2話 「ランジェリー・パニック」

今回は少し見せ場に欠ける気もするし、ストーリーもB級で下着泥棒の理由などとても無理があるが、そういう適当なクオリティも安心して見れて悪くない。何よりも各キャラの感情の浮き沈みが十分にわかりやすく描かれていて、それだけで十分に作品に引き込ま…

第3話 「トモダチ」

地に足のついた感覚を一瞬も感じることのない浮遊感のある演出は新鮮で、テーマにも良く合っていて、完成度としてはとても高いと思う。しかしなんだか良くわからない理由で自殺してしまうと言うのは中学生の妄想の世界の出来事で、ジュブナイルにはふさわし…

第15話「人魚の伝説」

まず冒頭の一連のサービスカットがとてもよかった。作画が良いばかりではなく、構図がメリハリがあって、さらにはっきりとエロく見せたいと言う意図のわかるもので、今回はそれだけでも満足できる回だった。本編の方もドラマチックな構成・演出で、結構楽し…

第90話 「美味いものほど当たると恐い」

相変わらずの絶好調ぶりで冒頭の冒険的な演出から最後のサプライズまで見応えのあるシーンの連続だった。本編のオチはわざとらしくて最初からバレバレだったが、小学生も見ているアニメだと考えると、十分にありな演出だと思う。スクールランブルから引き続…

 第3話 「魔女っ子とバンパイア」

「さっきから安っぽい感動のオンパレード。話になりませんね。」まさにその通りで、これは「わかってやってますよ。」というメッセージだと解釈していいんだろうか。しかし構成・脚本のショボさ・陳腐さを除けば、作画・演出等意外にしっかりしている。これだ…

第3話 「かくもささやかな子守唄」

この作品のあり方はネウロと良く似ている。どこかで見たような物語で、どこかで見たようなシーンを組み合わせ、本来なら必要な説得力を増すための地道な構成の積み上げをしないという。それでもそういう作品は類似の作品の記憶を重ねることによって一応は楽…

第15話「雪原の大攻防!スノッペを救え!」

珍しくバトル作画に気合が入っていた。だから見応えはあったが、バトル構成が単純で全体としてはいまいちだった。メインのドラマの方も演出はよく出来てるのだがやはり構成的に単純でもう一歩踏み込んだエピソードが欲しかった。とはいえ、いつも言うことは…

第2話 「守ってあげたい」

京アニ作品でもないので普通に1話に比べてクオリティは落ちていたがそれでも素晴らしく面白かった。なによりも人を好きになる過程を丁寧に表現しているのが素晴らしい。「お約束」ですませたり、人を好きになるのに理由は無いことを現実らしさとして表現す…

第2話「 私…何がしたいの…」

本当に何がしたいのかあまりよくわからないなあ。暗示しているということなんだろうけど、常識的な考え方やリアリティを感じられるシーンが少なくて、見ていて不安を感じる。ツッコミがないとボケに安心して笑えないということ。個人的に不思議ちゃんが苦手…

第89話 「二度あることは三度ある」

前クールから勢いが止まらない銀魂が勢いあまってついにシュールの領域に本格的に入り込んできた、というような気がする。今回はAパートが原作からでBパートはオリジナルらしいが、BパートのAパートに合わせたパロディと構成の脱線は元のAパート以上にシュー…

第2話「ロケット」

わりと素直に感動した。まずシゴフミという特異な小道具を上手に使った原作の構成が良かったんだと思う。手紙と人間の思いが巡りに巡って、最終的には状況は最悪ながらも人間の愛を絶対的に肯定する結論に落ちるという、細かく分析しているわけではないが非…

第2話 「クオンジデイズ」

構成が支離滅裂なのと登場キャラが多すぎて把握できないのは問題。後者は顔見せという意味ではいいのかもしれないけれど。でも各ギャグシーン・エロシーンはよく出来ていて非常に楽しめた。ごく短い尺で表現されていた錬のシリアス描写も、演出と声優の演技…

第2話 「その 笑顔のお客さまは・・・」

とてもよく出来た回だったと思う。起承転結のきちんとある構成だったし、藍華たちの尾行が本編のぬるま湯のような空気感に軽くアクセントを与えていたのも良かった。灯里の微妙な感情の変化や、アマランタさんの落ち着いた物腰といった話の骨格となる部分も…

第2話 「きずあとのきず」

シナリオが強引でラゼルの長ゼリフを含むロジックも直球すぎてあまり説得力は感じなかったが、やはり小林沙苗が演じると全てが正しいことのように思えてくる。他の二人のメインキャラの性格は見せようとしてるのはわかるが、あまり伝わってこない。よってラ…

第14話 「星のキオク」

長回しの回想シーンや力の入った戦闘シーンといった見せ場がきちんと用意されていて、ストーリーもわかりやすく、声優や作画等のクオリティも高く、十分に見れるものになっている。なのだが肝心の猫屋敷や圭の思いが今ひとつ伝わってこない。内容の重さの割…

第2話「夢魔とバンパイア」

質の高い丁寧な作りなのはいいんだけど、内容を考えるともっと瀬戸の花嫁的に羽目を外したギャグ表現をした方が良かったと思う。なんというかシリアス向けのスタッフが偉い人に言われて無理にエロやギャグをやってるような印象を受ける。それでもこのエロの…

第1話 「気になるあいつは軍曹」

当時はアニメをみておらず、後に数話レンタルで見たきり。そのときの記憶も曖昧で、京アニ版と比べてつまらないぐらいにしか思ってなかったのだが、今回見返してあまりのクオリティの高さ・面白さに驚いた。高級感のある優れた演出の技巧。それを十二分に活…

第14話 「ゲレンデにしゅごキャラ!?スノッペ登場!」

なんとも高度な萌えを要求するようなキャラが登場。どこかに萌え要素があるような気がするんだがどこだかわからない。ボケキャラにしてはインパクトが弱いし、子供が共感したり憧れるキャラであるようにも思えない。彼女のしゅごキャラの方もなんとも微妙。…

第13話 「大波乱!ニューイヤーライブ」

卵を割られた少年のフォローはなし?一話内のエピソードとしての見所はないに等しいが、シリーズ全体のストーリーは主要キャラたちの立ち位置がはっきりしてきてより面白くなってきた。特に歌唱とイクトの思わせぶりな感情表現は深みがあってとても良い。今…

第2刻 「はやみ」

琢磨とはやみが打ち解けるストーリーは萌えアニメのパターンをなぞってるだけで安易すぎるし、村の裏事情も興味を引く伏線も無く知りたいという欲求が起こらない。作画・演出も平板でエロ度でかろうじて楽しめないこともないものの、全体的にはシラけてしま…

第1話 「私…涙、あげちゃったから」

古い日本映画風の落ち着いた画面と地味なキャラ描写がとても新鮮に感じた。といってもエロカットや萌え描写は普通に現代風で、日本映画と萌えアニメの合いの子のような独特な雰囲気だった。同じように日本の伝統をモチーフにした萌えアニメでも、AIRの場合は…

第88話「合コンは始まるまでが一番楽しい」

それぞれのキャラらしさが出てなかったし、構成もいい加減だが、面白かったから良しとする。というか面白すぎる。次から次へと予想を越えた冒険的な表現が現れてくる様はまさに圧巻。新クールに入っても全く勢いが衰える気配のないこの作品は一体どこまで行…

第1話 「君が主で執事が俺で」

丁寧な作りの安心して楽しめる王道萌えアニメ。ただギャグなのかシリアスなのかはっきりしないところに不安を感じる。基本はシリアスなのだが人気が欲しいばかりに無理にオタク受けしそうなギャグを挿入しているというような。スクールランブルや銀魂のよう…