2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

第9話 「かなしみ色はサンドベージュ」

「できるよ、すももならできる。落ち着いて。」 あーもうgdgd。いろんな意味で。やっぱりシリーズを通したテーマとか伝えたいこととかがはっきりしてないと、限られたリソースで感動を与えるものはできないということでしょう。

Curae leves loquuntur ingentes stupent.

小さな悲しみは饒舌だが大きな悲しみは寡黙である

第22話 「鍵とバット」

「ダメよ、触っちゃ。汚れるじゃない。」何このチープな展開。もう台無し。やっぱりこれはエヴァじゃなくて舞HiMEだったというオチですか。

第34話「盗ぞくたちのうたげ」

「馬鹿野郎、ちょっと期待しちゃったじゃないか!」いやまったく期待以上の芸でした。年に一回あるかないかぐらいの貴重な体験をした気分。なんというかこの作品はキャラへの愛情のこもった描写が半端じゃない。全体的には作画がグダグダだったがストーリー…

第20話 「逆転」

「マウンドには、隠れる場所、ない。」前回は桐青の実力で見も蓋もなく動転に追いつかれたわけだけれど、今回は運のよさと失投が原因で逆転につながってしまうという、相変わらず予想のつかない展開で非常にリアリティがある。その辺プロットの荒っぽさがい…

第8話「よ〜く見てなさい」

「いい、勝ち負けじゃないわよ。自己ベスト、更新しましょうね。」 水着の股間が破れるという描写は嫌悪感を覚えた。あまり性を簡単に扱ってほしくない。特に性に対する独特の新しい規範を示しているように見えるこの作品では。全体のストーリーとしては作品…

第8話 「学祭」

「これは、私だけの思い出。」ラストシーンの意表をつく展開が良かった。全体としては作画もアレでコメディパートも浮いていていまいちだったが、ラストの展開だけでそんなことはどうでもよくなってしまった。この作品は、第1話のプロットからそうだが、アニ…

In caecus terrae, luscus rex est.

盲目の国では一つ目の男が王になる。

GONZO作品の微妙さ

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1023203.html Youtubeとかが原因の一つなのは事実だし、時代に対応してビジネスの仕方を変えなければいけないのも最もだが、 当社のDVDが売れない最大の理由は作品の力不足だがと自分たちの作品がつまらないと言い…

第21話「パンドラの箱」

「こなたは俺の嫁って書いてある。」学生時代の幸福感とそれがあっけなく過ぎていくことのせつなさ。それを意図的に描いてるのはわかるし、その表現の質は滅茶苦茶高い。それだけにすれば大傑作として波風立たずDVDも売れに売れるはずなんだが、それをズタズ…

第7話 「温泉へ行こう!」

「そうですね、いつかきっと。」 おっぱいの話のとき同様ラブコメ路線とシリアス路線の食い合わせが悪くてどうしても違和感を感じる。よく考えて構成してるのはわかるけど、一話一テーマという原則を外してるという点で根本的にずれてるんじゃないでしょうか…

In vino veritas.

酒に真実あり。

アニメにおける「秩序」(らき☆すたの分析の準備として)

私的らき☆すた論争まとめの続き。 この記事の最後に、僕はらき☆すたのパロディや実写EDなどの暴走っぷりが無秩序にしか見えない、と書いた。しかしアニメにおける「無秩序」というのはどういうことでしょうか。それを明らかにするために、まずアニメにおける…

第21話 「化かされて、ポンポコ」

もうここまで毎回使い古された話で同じようなパターンでこられると、様式美というか超マンネリというか、もはや思考停止するしかない。変わらない日常の意味。それを語れるほどに僕は立派ではないなあ。たぶん。

Vir sapit qui pauca loquitur.

プロモーションビデオ|スケッチブック 〜full color's〜 どうせそんなことだろうと思っていたがやはりARIAをやるということらしい。この作品の魅力はらき☆すた以上にらき☆すた的にくだらないネタの方にあって、ARIA的な部分はよくある青春をあきらめきれな…

第7話 「はちみつ色のとまどい」]

「こんな気持ち、はじめて」う〜ん、あのテッカテカの石蕗とすももがキスをするシーンはちょっと装飾が過剰すぎたように思う。ギャグにしか見えなかった。キスシーンそのものも作品の雰囲気から考えれば見せる必要はないんじゃないでしょうか。構成的にもデ…

Sic faciunt omnes.

みんながそれをやっている。

第20話 「夏の過ごし方」

「蚊も空気を読んだんじゃない。」 なんなんでしょうこのネタのどうでもよさとさりげない幸福感とどうしようもなく切ない儚さは。 ニンゲンは「今」という時に生きながら 「今」と言う時を感じる事が出来ないのではないでしょうか 私たちが見た事 触れた事は…

第33話 「リーフ、危機一髪」.

「バルダと合流した僕らに、とんでもない事件が起こる。」(次回予告)バカアニメであることはわかってるが、予告で露骨なネタバレをするのもどうかと思う。ピュアな子供たちはきっと突然豹変したバルダに戸惑って、次回が気になってしょうがないだろうから…

第7話 「呪い」

なんだか「ながされて藍蘭島」同様話のパターンが安定してきて、あんまり書くことがなくなってきた。ドタバタとしてはそんなに出来のいいものではないと思う。単発のギャグが並んでるだけで、銀魂とかで感じるどんどんエスカレートしていくギャグがドライブ…

第7話 「命名、スカイガールズ」

「私たちがここにいるのは、きっと私たちにしかできないことがあるからです!」 脚本がショボすぎるなあ。何の緊張感もない。でも変なところでクオリティが妙に高かったり低かったりするのがコナミアニメ。侮ってると足元をすくわれます。それにしてもビッグ…

Nullum magnum ingenium sine mixtura dementiae.

狂気をはらまない天才などいないのです。

私的らき☆すた論争まとめ

巷を騒がせていたらき☆すた論争。事の発端は次の記事を含むサイトの作品批判。 らき☆すた第12話「お祭りへいこう」 - Danimation このサイトの主張に、以下のように物語の不在がらき☆すたの欠点だとするものがある。 第1話の段階ですでにそういった"あるある…

第69話「ゴミの分別回収にご協力下さい」

「わぁ、結野アナ復帰したよ。」花野アナは都合がつかなかったんでしょうか。どうも「〜編」とつく長編のときは気合の入れ方が違うようで、作画的にはそれほど見所もなかったが、脚本が滅茶苦茶面白かった。大御所声優をずるいぐらいに見事に使ってるのも銀…

第7話 「前夜祭」

前夜祭って何の前夜祭なんだろう、怖い・・・なんか刹那という異物が混入されてピュアな愛憎関係が濁ってしまったような気がしないでもないんだがどうでしょうか。彼女がいてもいなくても悲劇が起こってしまうのには変わりないんだし、いなくてもよかったよ…

第19話「桐青の実力」

口を隠すっていうのは、アニメーション的にどうなんでしょうか。あまりにもあっけない逆転に野球の身も蓋もなさを感じた。全然ドラマチックでないその逆転劇が異様なリアルさを醸し出している。でも作画が乱れればその分リアリティが落ちるのはしょうがない…

Vita non est vivere sed valere vita est.

人生っつーのはただ生きてるだけのものではありません。

第20話 「かえりみち」

「私の飼い主は、千早さんです。」本格的に面白くなってきた。雪歩の裏切りとインベルの喪失に絶望して自分を見失う春香。無理に明るく振舞っている姿の表現は本当に痛々しく、ショックの大きさを強く感じれるものだった。それに対する伊織とやよいの友人と…

第20話 「謎めいて、探偵(後編)」

なんというあっけない解決。っていうか結局犯人側の勝利で終わってるから解決してるともいえない。ミステリとしては全然楽しめるものではなかった。らき☆すたに物語がないのは最初から物語を描こうとしていないからだが、この作品は物語を描こうとしていて物…

Aut disce aut discede.

勉強するか帰るかどっちかにしなさい。