2008-01-01から1年間の記事一覧

今期総括

まだ視聴未完了の作品も多いけれど一応今期総括的なことを。まず今期最も面白かったのはONE OUTSとスキップビート!。ONE OUTSは反則やインチキまがいのことなど何でもありながら論理的にはきちんと筋の通った頭脳戦が抜群に面白く、また努力や偶然と言った…

第11話

自分の存在に疑いを持ち始めるナギ。これまでの方向性の定まらない作りはナギや仁の真実から目を背けていい加減に過ごしてきた事実の表現であり、また目的を持たずに動物的に萌えやネタを消費しているオタクの暗喩であり、今回の唐突にシリアスな表現はその…

第13話

前回までの重い雰囲気を覆すようなさわやかな青春を感じられるオチで、しばらく忘れていた竹宮ゆゆこの小説を読んでいるときの感覚を丁度思い出した(とらドラの原作はほぼ未読)。ということは、設定やセリフにどんな変更点があろうとも、受け手の印象とし…

シリーズ全体について

シリーズ全体としては、まず虎子を一見主役らしくないキャラであるにも関わらず過剰に多様な側面から描いているのが際だっていた。特に相反する側面(例えばボケ役とツッコミ役、性的な視線を持つ側と視線を受ける側、精神的な問題をを解決する側とされる側…

第12話 & 第13話

ラス前でキャラたちの深い友情の絆が出来上がる瞬間を描き、ラストで彼女たちが出会う前の姿を描くというのは感慨深く、それなりに一つのドラマを見たような気分にさせてくれた。大胆な構成だけど十分に成功していると思う。そのラス前のドラマはそれぞれの…

第10話

今回は羽目を外したギャグ表現が面白かった。特に石を見つけた蓮にキョーコが近づくときの手が伸びる表現が不意を突かれて笑ってしまった。あと前回までキョーコが立派すぎて共感できない、と書いてきたけど、今回母親のことを聞かれて落ち込む彼女の姿はと…

第12話

絵的に強く季節感が感じられる中、その季節ならではのエピソードがこなれた演出で描かれていて、この作品らしくとても楽しめる回だった。チカのリョータに対する突然の発言は一瞬ラブコメ的にやり過ぎじゃないかと思ったけど、伏線もあったような気がするし…

第12話

種明かし編としてはやはりB級ミステリ的には面白く、これまで見ていて良かったと一応は思える内容だった。特に研究所の正体は作品の雰囲気にふさわしいトンデモぶりで、満足できるオチだった。

第12話

相変わらず。潜在意識云々とかいわれるとバカバカしくて笑っちゃうんだけど、それでも筋はしっかり通ってるから本気で面白いとも感じてしまう。毎回毎回期待を裏切らないアイデアを出し、それによってさらに高まった期待も決して裏切ることがないという素晴…

第12話

さすがに重すぎる。例えば竜児とみのりが意見を違えるシーンは見ていて辛くて是非ギャグにつなげて雰囲気のバランスを取って欲しかったけど、何のフォローもなかった。大河の父親に対して最もらしい二つの意見があって、そのどちらも最もらしく描かれている…

第10話

キャラ紹介シリーズ冬馬編。キャラ紹介回というのは大きな出来事を起こしてそれにそのキャラを絡ませるのが普通だろうけど、この作品はあまりそうせずに日常的なシーンだけでキャラを紹介しようとしているように思う。でもそこに大きな出来事の面白さに匹敵…

第11話

どこまで理解しているべきなのかを自信を持って把握できていないためいまいち本格的なミステリとしては楽しめないけれど、名探偵的なキャラが自信満々で行動していて凡人的なキャラがそれに翻弄されている様などはやはりB級ミステリ風には楽しめた。木場や関…

第11話

相変わらずの一瞬も飽きが来ない面白さ。斬新な面白さは何一つないけれど、典型的な面白さをこれほどの高純度で見せてくれる作品は、少なくとも僕がこれまでに見たアニメの中にはなかったように思う。

第11話

いつも通り良かったけれど、AパートとBパートの後半の話のノスタルジックな表現はちょっと狙いすぎな感があった。

第11話

生々しい家族の問題というのは萌え系作品では基本的にタブーのはずであって、ストーリーの都合上で安易に持ち出してしまうべきではないと思う。そうすると萌え系作品としての雰囲気が崩れてしまう。でもこの作品はもともと見かけに反して辛気くさいところが…

第10話

名探偵的なキャラの犯人の追求とどんでん返しというミステリらしい展開で、B級ミステリを楽しむようには楽しめた。京極堂の言ってることはほとんどわからなかったけどなんかすごそうに見えたからまあ良かった。

第10話

相変わらずブレのない面白さ。単に面白いというだけではなく、メインストーリーに無関係なネタやらサービスなどがなく、メインの面白さが必要十分に示されているというのも重要だろう。お色気は必ずしもあった方がいいというものではないと、この作品を見て…

第9話

つぐみの感情が丁寧に追いかけられていて良かった。シリーズ序盤から優柔不断だった彼女が不意に自信を持って母性的な側面を見せたのが特に印象的だった。雨の中の帰り道のシーンも凝った構図が感情表現に効果的だったと思う。しかし間に挟まれるネタの数々…

第10話

亜美と実乃梨の両者の竜児に対する感情の表現がこの作品らしく絶妙に表現されていて良かった。絵コンテもセリフも含めて感情を決定的に表現しないことにとても気が使われていると思う。それはいいのだけれど、竜児の内面にもあまり入っていかないので、いま…

第9話

話を追えていないためか、犯人が明かされてもあまり驚きはなかった。キャラ・人物描写としても特に印象的な部分はなく、映像的なインパクトもあまり感じず、ただ予定調和でミステリのストーリーが進んでるようにしか見えなくて、あまり楽しめなくなってきた。

第9話

面白すぎ。フィクションとはこんなにも痛快になりうるのか、という驚き。

第9話

どのエピソードも派手すぎないギャグが微笑ましく、キャラの感情も豊かに描かれていてとても楽しかった。この作品らしい回だったように思う。

第6話

ストーリーが単純すぎるように感じたけど、素直なラブストーリーで素直に楽しめる話だった。やはり僕はエロゲ的な嘘臭さが弱いとこの作品を楽しめるということらしい。ただ志麻君が美佐江を好きになった理由は叱ってくれる云々のセリフと普段の行動から納得…

第8話

繰り返されるキョーコが奏江を怨念で縛りつけるギャグとかが面白かった。特に奏江がキョーコがラブミー部部員だと気付くときの、キョーコのこの作品にしては過剰にデフォルメされた表現が良かった。お話の方はこの作品らしくしっかりした構成で、すっかり忘…

第8話

相も変わらず、面白いけれど違和感を感じた。ギャグキャラとしての印象しか受けてない大鉄にシリアスなストーリーに関わるらしい役割を負わせているのが問題なんじゃないかと思う。事前情報皆無の身にとってはシリーズ全体のストーリーなるものがあるのかど…

第9話

恐らく絵コンテが適切だったためだと思うけど、特別に興味を引く展開があるわけでもないのに見やすい回だった。あと各ヒロインの竜児に対する感情の見せ方が、今回に始まった話じゃないけどよく出来ていると思う。この作品は結局のところ主人公のことをたく…

第8話

ひだまりの人の特徴的な絵コンテ・演出で、コメディとしては非常に楽しめた。しかしこの作品特有の小学生らしい甘酸っぱさや痛さの雰囲気が演出が装飾的な演出のせいで消えてしまっていたようにも思う。この作品の一番好きな部分は何かと言われたら、僕は今…

第8話

ミステリとして話が進んでいくのはそれなりに楽しいのだけれど、今ひとつ話の焦点がはっきりしてなくてインパクトに欠けた。もうストーリーは半分ぐらいしか理解できていないので、ミステリとしてのきちんとした解決よりもキャラの心情表現とインパクトのあ…

第8話

毎回安定して同じような面白さを提供してくれてるので、あまり書くことがなかったりする。同じようなことをやって毎回飽きさせないというのはすごいことだとだけど、そうすると話題にし辛くなってしまうというのは、皮肉ではある。最後の監督のお詫び(地域限…

第5話

サイドカットが気になるため今回からBSの放送を視聴。今回は普通の回想ラブストーリーとしてとても楽しめる回だった。やはり僕が嫌なのはエロゲ的な嘘臭さであって、今回はそういうのがあまりなく、普通の恋心がキャラクターの行動の原動力になっていたから…