感想

第6話

ユギリ姉妹の絆。前回までは序盤の期待に反して、展開が早すぎたりしていまいちエピソードに感動できなかったし、今回も相変わらず展開は早すぎる(特に導入)ように感じたけど、それでも今回は見せるべき所はゆっくりと丁寧に見せていて感動できるエピソー…

第5話

前回は澪中心のエピソードでまとまりが感じられたけど、今回はまた最初の頃のストーリーと小ネタがバッティングする歯切れの悪いノリに戻ってしまったように思う。この歯切れの悪さは感覚的なもので説明し難いけど、ケロロ軍曹とか銀魂のような安定した作品…

第4話

澪お当番回、と括るのがいちばん適切だろう。強い感情表現を多用し、アップを多用すれば受け手の中に自然とキャラの内面のイメージが固まってくる。澪の感情の説明的な表現は少なかったと思うけど、そうすると受け手としてはスッキリしないし、立ち位置が明…

第9話

夏祭り。いつものようには楽しめなかったように思う。構想から絵コンテぐらいまでの段階は上手くいってたけど、細かい演出や作画の詰めが十分に行き届かなかったような感じ。特にあやめが鷲津に本当のことを言われたときの輝きのない目は使いどころを間違っ…

第18話 & 第19話

ヤミ信号探し。相変わらずのアホっぷりで全く飽きることはないけど、敵チームの反応の表現が前の試合に比べて薄いのが残念。天堂監督は真ボス扱いで終盤に登場かな?

第17話

イカサマ合戦への決意を新たにするリカオンズ。今回の後半はいつもと趣向が違ってチームメイトの情熱が前面に出てたのが良かったな。それが「騙し合いに勝ちてえよ!」なのがこの作品らしいところだけど。

第16話

始終伏線回。この作品だから許せる。というか楽しみすぎる。

第8話

鷲津回。重すぎも軽すぎもしないラブコメらしいドラマが十全な構成とクオリティで描かれていて、心から楽しめた。どのキャラもそのキャラらしく生き生きしてるし、女の子は可愛くてエロいし、これだけのものを見せてくれれば本当に満足。感想には今回特に印…

第7話

水着回。いつも通り。1話完結の優れた作品というのはクオリティコントロールが行き届いているのでそう繰り返すだけになってしまうというのもいつものこと。こんな作品ばかりだったらこのブログは終わってしまうな。良くも悪くも。

第17話

本格的に苦しみ始める実乃梨。最早ラブコメが見せかけに過ぎないのは明らかで、冒頭から終盤までひたすら重い空気。結局ラブコメが成立するのはボケや突っ込みと言った役割がキャラの中で揺らがないことが前提で、不安定な精神状態のキャラがいくらギャグを…

第6話

鷲津入門。相変わらず主要キャラ全員が丁寧に描かれていて、無駄なシーンが一つもない。緩やかに伏線が貼られて回収されていくシリーズ構成もまた見事。ギャグも十二分に空気が読めてる感じ。しかし多く詰め込んだせいでメインのストーリーが物足りなく感じ…

第16話

北村編解決編。展開に無理がなくドラマチックでとても感動的だった。しかし、萌えアニメとして優れている、または自分はこういうのが見たかった、とはいえないと思う。典型的に萌えアニメで描かれる理想化された登場人物を「キャラ」と呼び、一般のテレビド…

第15話

本性を露わにする北村君。悩んでいる本人を含めて作中で言われている未熟さ故の空回りだらけの、痛さ全開の回だった。ヒロイン全員参加フラグが立っているようで、かなり大きな風呂敷を広げた感じ。とりあえず彼女たちが本気なのは伝わってきたので、いかに…

第14話

幸せの手乗りタイガー。山場のはっきりしないエピソードで物語としてはあまり面白くなかったように思う。シリアスシーンは相変わらず心を打つんだけど、大河やみのりの過剰にデフォルメされたり暴力的だったりする表現は、今回に限った話ではないけどちょっ…

第4話

尾行とバトル。ストーリーが停滞する中、クロのおバカな行動は飽きてきたし、慶太の行動に納得できず、いまいちな回だった。特に慶太がクロの扱い方からはそれ程情の厚い人間には見えないのに、茜が巻き込まれたことに過剰反応した理由が納得できなかった。…

第3話

異常な事態を受け入れていく慶太。重量感のあるバトルと慶太と茜の正常人らしいリアクションのおかげでとてもリアリティを感じられた。特に慶太は嫌々ながらもこの事態を受け入れざるを得ない過程が自然に描かれていて良かった。これからの慶太の心情の変化…

第2話

なんか「契約」。せっかくリアル志向の緊張感のある作りだったのが、派手なエフェクトやいかにもな敵キャラなどのせいで一気にチープな少年マンガの雰囲気になってしまった。まあこういう作品なんだろうけど期待が外れて少し残念。でも異常な事態に巻き込ま…

第5話

満を持してのメインヒロインお当番回。いぶきは第一話から毎回ある程度描かれていて境遇の説明などが必要なく、十分な時間がとれたせいか、今回はこれまで感じてきた話の重さに対するエピソードの短さを感じなかった。デートの各エピソードは定番ながらも楽…

第4話

ちはやお当番回。内容の重さに対して尺が短いのと、シリーズ全体展開がきちんと考慮されてるのは相変わらず。後者についてはちはやの与一に対する感情が家族愛的なもので決して恋愛感情ではないことが、上の姉妹二人の恋愛感情と共にはっきり示されていて、…

第3話

つばさ登場。前回と同様にシナリオ・作画・演出と精一杯がんばっているのにも関わらずエピソードが短すぎて十分な感動がなかった。とても勿体なく思う。斑鳩姉妹や鷲津を上手に物語に絡ませたり適度に登場させたりしてるのはシリーズ全体の展開として非常に…

第1話

珍しくシナリオがまともなハイクオリティバトルアニメ。クオリティの高いアクション作画は良くあることにしても、そこに演出やセリフに違和感を感じないばかりか、一工夫も二工夫もある魅力的なシナリオが同居してることはあまりない。この先の面白さは未知…

第1話

マンネリを通り越してもはやノスタルジー。ネット上の悪評を見てからの視聴だったけれど、それほど悪くはなく、ドラマの舞台作りとしては十分だったと思う。でも空き缶が女の子になるという発想は悪くないと思うけど、ものを大切にするカケルや、自分が消え…

第1話

マリみてパロディ女装ものシャフト風味。物語は至ってオーソドックスだったけど、それ程ひどくはないもののシャフト演出が好みには合わず、あまり楽しめなかった。シャフト作品は萌え系作品の約束事に従った表現は面白いんだけど、あまりに演出が前面に出す…

第14話

9人内野と東亜の心理戦の強さの確認。意表を突いた展開とバカバカしくも明晰な解説は相変わらず良かったけど、派手にデフォルメされた演出はあまり歓迎できなかった。素材が良すぎるので余計な味付けはしないで欲しいと思う。大した問題ではないけれど。

第1話

サムライ少年の初都会。萌えもキャラも世界観も見せ場も作品の方向性も必要十分に示された、文句のつけようのない第1話だった。山の描写とかお巡りさんの優しさとか、メインストーリーからすればわりと重要ではないところまでちゃんと描かれていて、本当に違…

第1話

現実逃避のあげく不思議な出会いを果たす美少女。とりあえず息つく間もないドタバタ展開と威勢のいいキャラクターたちのおかげでつかみとしては十分だった。主人公の自己実現という今後の物語の指針がちゃんと描かれているのも、「教科書的」なサンライズオ…

第1話

上がり目のアイドルと落ち目の大学生。美術などが丁寧で、季節感と時代の雰囲気が感じられる作りなのは良かった。でもそれが好きかと言われると素直に肯定はできない。特に時代は1986年と言うことで、深夜アニメの視聴者からすれば自分の両親の青春時代を見…

第11話

自分の存在に疑いを持ち始めるナギ。これまでの方向性の定まらない作りはナギや仁の真実から目を背けていい加減に過ごしてきた事実の表現であり、また目的を持たずに動物的に萌えやネタを消費しているオタクの暗喩であり、今回の唐突にシリアスな表現はその…

第13話

前回までの重い雰囲気を覆すようなさわやかな青春を感じられるオチで、しばらく忘れていた竹宮ゆゆこの小説を読んでいるときの感覚を丁度思い出した(とらドラの原作はほぼ未読)。ということは、設定やセリフにどんな変更点があろうとも、受け手の印象とし…

シリーズ全体について

シリーズ全体としては、まず虎子を一見主役らしくないキャラであるにも関わらず過剰に多様な側面から描いているのが際だっていた。特に相反する側面(例えばボケ役とツッコミ役、性的な視線を持つ側と視線を受ける側、精神的な問題をを解決する側とされる側…