第4話 「餃子とアメリカンドッグ」

キャラたちの悩みや葛藤といった視聴者の求めるものを律儀に持ち出して、それをそつなくこなしてしまうのはさすがにサンライズ。シリアスパートもギャグパートも、ほのぼのとした部分も良く描けていて、こちらの見たいものが良くわかっていると思った。

ただ伊織がアスカみたいだったり、ロボットに心があるかないかが問題になったりと、エヴァを彷彿させる点が多く、どうしてもエヴァと比較してしまうのだが、そうすると設定やキャラ描写の甘さが目に付いてしまう。ロボットにはどう見たって心があるようにしか見えないので、それを問題にされてもしっくりこないことや、伊織の他人の拒絶が萌えアニメのフォーマットに沿ってるだけで、アスカのそれに比べればリアリティがないことなど。まあまだ序盤なので軽い展開で済ませたということかもしれませんが。