第4話 「やる気の問題」

予想以上にキャラにリアリティを感じてきて、彼女たちの日常をより楽しめるようになってきた。その要因の一つとして、キャラの特徴が過剰でないことが挙げられると思う。こなたはいつも自分の行動に自身を持ってるようだけど、今回の試験勉強の一夜漬けのときは、普通に自分をコントロールできない情けなさを見せていた。かがみもしっかりもののキャラのようで、ダイエットの話では普通の女の子らしく客観的に見れば大したことないことをひどく気にかけてたりする。普通のアニメでは、キャラの行動に一貫性をもたせるために、しっかりものは完璧にしっかりものにしてしまうものだけど、このアニメではこんな風にキャラの特徴が完全でなく揺れている。そういう不完全さが日常的な空気感によりリアリティを与えているように思う。