英國戀物語エマ -第二幕-

最終話 「花」

泣きました。メロドラマのラストで普通の人が泣くように。それにしてもこれだけアニメがあって、ベタなラストにベタに泣ける作品というのがこうも滅多にないというのはどういうことなのだろう。そういう作品が多数派であるべきではないでしょうか。これまで…

第11話 「光陰」

突然ウィリアムのビジネスマンとしての一面が強調されるのはどうか。前回までは恋のみに生きる馬鹿だったはずなのに、突然常識をわきまえた社会人としての面を見せられて、急にウィリアムを通して表現したいことが変わったような印象を受けた。さらにこれま…

第10話 「窓辺」

偶然にもロミオ×ジュリエットと似たようなバルコニーから愛のメッセージを送るというシーンがあったが、こちらはロミオ×ジュリエットの凝った音楽や演出やセリフと違って、地味な音楽であまり抑揚もなく陳腐なセリフを言うという、野暮ったさを感じるものだ…

第9話 「覚悟」

「あきらめるのって難しい。でもあきらめないといつまでたっても前に進めないもの。」ウィリアムは今回の話だけ見れば、何を考えてるのかはっきりはわからないもののかっこ良くもあるのだが、やはエレノアに婚約したときと破棄したときに何も考えていないよ…

第8話 「居場所」

ハンスのツンデレさが非常にいい感じ。不器用ながらも出来る限りのことをエマのためにする姿は心を打つものがあった。わがままで迷惑かけっぱなしのどこかのお坊ちゃんとは大違いです。対するエマは、相変わらず感情があまり表されず、メルダース家を自分の…

第7話 「夕波」

「本当に彼のことが好きなら、何があっても動じない強さをもちなさい。」エマが婚約破棄の事実と重大さを偶然の積み重ねで知ってしまい、ついには入水しようとするというお話。前回のロンドン行きといい、あからさまに偶然を装った展開が続くのはいかがなも…

第6話 「成功と喪失」

ウイリアムの考えてることがどうもよくわからない。もともと婚約したのはエマのことを考慮に入れた上でのことのはずで、それをたまたま直接会ったからってやっぱり婚約はやめるというのはあまりにも考えのなさすぎる判断。別にそういう展開でも構わないのだ…

第5話 「抱擁」

「それは、私の願いだったのでしょうか?」4話も引っ張ったわりにはわりとあっけなく出会ってしまったという印象。もっと同じ場所に居るのに出会えそうでなかなか出会えないという展開を期待したのは、ギャグアニメの見すぎでしょうか。さらに言えばギャグ…

第4話 「求婚」

「やはり私に行かせていただけないでしょうか、ロンドンへ。」突然新キャラが出てきたり、エマとウィリアムの状況もも二転三転したりて、まったく先の予想がつかないハラハラドキドキする展開だった。ウィリアムの側としては、モニカの道化的な行動によって…

第3話 「涼雨」

「ウィリアム様がお帰りになるのなら私ももう少しここにいたいと言ったのは、ウィリアム様と一緒にいたかったからですわ。」このセリフを言うときのエレノアは背景美術のラインが中心のエレノアに向かってくるという、ダ・ヴィンチの最後の晩餐で使われてい…

第2話 「月光」

実に見事な構成と演出で、しかもそれらが一番の問題であるメインのカップルのお互への感情の表現に十分に奉仕していて、今期の最大の期待作と思わせるに十分な出来だった。まずシリーズ全体の構成として、エマとウィリアムの別々の生活の中でお互いのお互い…

第1話 「新しい家」

他のアニメとは一線を画する高級な雰囲気と、それに応える作画、演出、脚本。期待以上の出来で十分に面白かったし、次からの話への期待が大きく膨らんだ。当然第2期第1話はエマとウィリアムが再会する話になるだろうと思っていたら、それぞれの新しい生活の…

第一幕総集編

前期の内容や背景知識を十分に伝えていて、前期の感動がよみがえって来るようで、次回以降の準備としては十分で、さらに総集編としての体裁をきれいに整えてあり、新しい話としても十分に楽しめる出来だった。シーンの選び方も急ぎ足になることなく重要なシ…

2007年第1クール終了&視聴中止