2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

第4話「仲間をさがそう」

ストーリー構成のやる気のなさという点ではKanon以上な気がする。Kanonも1話内の起承転結はまったく考えてない構成だったが、一つ一つの数話にわたるエピソードはいくらか考えられた構成だったように思う。しかしこの作品はただ小さなエピソードを並べてる…

第5話「貸」

いつの間にか毎週一番楽しみにしてるアニメがこの作品になってしまったような。驚きなのはこの作品の面白さというよりはこんなにも自分の求めてる面白さは低俗で単純なものだったということ。自分の中で築き上げてきたエンターテイメントの理論がガラガラと…

Musik ist heutzutage oft nur Lärm mit Copyright.

最近の音楽はしばしば雑音と著作権だけでできている。

Page04 「ねこねこの日」

ラストのまとめ方からもわかるように、はっきりとした方向性を示さないストーリー構成が良かった。それぞれのエピソードの間の関連や秩序のある展開があるかというとそうでもないんだけれど、なんとなく猫を中心とした雰囲気の統一感は感じられ、全体として…

#4 「子供じゃないよ」

「女の子の胸には夢がいっぱい詰まってるのよ」 制作者の状況が話題になってるときにこういう作画クオリティの低い話数を見せられると不安になる。神作画も複雑なアニメーションも要求する作品でもないのになぜこうなってしまうのか。作画以外の部分で勝負し…

Alle große Dichtung ist eine Frucht des Leidens.

全ての優れた文学作品は苦しみの産物である。

第3話 「アツい夏の一日」

同人誌制作の話が終わってみると、オタクものというよりは普通の若者の青春物語として普通に感動的な話だった。笹原のサークル廻りなんかは普通に社会経験を積んでいくエピソードとして見れるものだったし。結局オタクも表面的には特殊でも、実際には一般人…

第4話 「恋もよう」

全体的に苺ましまろ的な間を大切にする静的な表現と、岸誠二監督作品(瀬戸の花嫁等)風のドタバタで悪乗りする動的な表現がどっちつかずで同居していて、いまいち乗れない。それでも第1話はアニメーションとしての質の高さで結構見れるものになっていたのだ…

Wer anderen eine Grube gräbt, fällt selbst hinein.

落とし穴を作った奴は自分ではまる。

第17話 「南の島のスカイガールズ」

それぞれのシーンがそれぞれのキャラらしさの表現になっていて、しかもそれをあまりセリフで語らずに絵で見せる脚本が素晴らしかった。ともすれば機械的にコメディーシーンの積み重ねるだけになってしまいそうなエピソードがキャラ表現の魅力のおかげでまっ…

第4話「あたしが切り札!?」

構成が散漫で今回のメインストーリーの描写が不十分だったと思う。あまり面白くなかった。理想的にはその話数のメインストーリーと、シリーズ全体の展開に必要な描写やコメディーパートなどのそれ以外の部分の時間の割合は8対2ぐらいであるべきだと思うが…

Spatz in der Hand, als eine Taube auf dem Dach.

屋根の上の鳩よりつかまえた雀。

2時間目 「にこにこのごほうび」

主役二人のラブストーリーとしても、先生の人生の苦労を描く社会派作品としてもリアリティをもって上手に描かれていて、実に印象的だった。ホント見た目に反して息苦しいぐらいに真剣な作品。ただ小学生の描写が本当にリアルなものなのか、大人の想像の産物…

第2話 「会議はモメル」

1話に引き続きリアル志向の脚本で真っ向勝負する作りで、実に見応えのある内容だった。特に最初の部室での揉め事のシーンは現場にいる人全員の表情の描写をいちいちしていくことにより、リアル気まずい空気感がよく出ていて良かった。オープニングは結局何…

Schadenfreude ist die beste Freude.

他人の不幸による喜びこそが最高の喜び。

第三話 「神々の禊ぎ」

一話完結ものとして肝心のシナリオが弱いなあ。今回の主役であるみかんの感情の流れも、客のエピソードもいまいち面白みにかける。原作にもっと細かな設定や伏線などがあったならば、それを端折って一話内に無理にまとめ、しかも焦点のはっきりしない話にし…

第16話 「寄航」

やっぱり堀江由衣には恋する乙女がよく似合う。制作状況に余裕がなさそうなのは他のアニメと同様なのだが、この作品の場合は手を抜くべきところを良く心得ていて、全体の印象への影響は小さい。今回は七恵以外のキャラの作画はいまいちな部分も多かったが、…

Der Weg ist das Ziel.

道程こそがゴールなのです。

第4話「犬」

相変わらずの安定した面白さ。作画の低下ぐらいでは少しもぐらつかない。ミステリとしてはダメでも、犯人を指摘するときのカタルシスとか時間制限に追われたシーンだとかを見てるだけで結構面白いと錯覚してしまう。表面だけで中身のない作品といわれればそ…

Page04 「三人だけのスケッチ大会」

脚本としては大して中身のないものを強引に雰囲気で押してそれっぽく仕立てあげたという印象しかうけなかったが、色使いの美しさが目を引いた。曇り、雨、夕暮れと変わっていく天候が美術とキャラの色合いで絶妙に表されていて見たことがないぐらいきれいだ…

Nur tote Fische schwimmen mit dem Strom

死んだ魚だけが流れるままに泳ぐ。

第二話 「魔女の誓い」

第1話の視聴後に原作の第一巻を読んだ。設定は凝っていて面白かったし構成も考えられてはいたが、夢中になって読めるほどのものでもなかった。アニメは恐らく涼宮ハルヒテレビ版と同様に原作の第一巻を1クール全体で扱い、その間に第一巻以降の話を挿入して…

#3クッキーと小石

構成はセオリーに沿ったものでいつもなら誉めるところなのだが、どうも他の出来のよい作品から感じる印象に比べると、なにかが足りない気がする。構成が問題なく、作画・声優も一定のレベルには達しているとすると、感動を生まない原因として残るのはセリフ…

第1話 「新会長のココロザシ」

作画で見せるのを諦めてセリフだけで見せる作りは非常に好感触。なぜそういうアニメが少ないのかというとリスクが大きいのとDVDが売れないからだと思うが、それでもやるからにはそれなりの自信があるからだろうし、今回は十分に見れるものだった。この方向性…

Andere Länder, andere Sitten.

他の国では他の習慣。

#02 「cool beauty」.

絵柄は少女マンガ原作もののようなのだが、内容はオタク的な想像力で作られてるのがどうも馴染まない。少女マンガの特徴は繊細でリアルな内面描写や微妙な人間関係のあやの表現にあると思うのだが、この作品に出てくるキャラはオタク向けの受け手にとって都…

第3話「笑」

「毒のない笑いなど、味気ないだろう」 なんだ三つ編みの髪だけのキャラって。何かのパクリである匂いがプンプンするが、何の伏線もなく登場しレギュラーのような扱いを受けてるのがこの作品らしい大胆な展開で面白い。ミステリとしては相変わらずつまらない…

Page03 「青の心配」

不思議な印象。全部はったりといわれればそんな気もするし、なにかものすごい表現が行われているような気もする。もっと空の主観を強調して全て空から見た世界だということを強調すればもっとわかりやすいものになるだろうが、そう明確にしないのも故意だと…

第3話 「ブラックとブルー」

やっぱり特に目を引くシーンや展開はないんだが、キャラクターの扱いや個々の演出に作品やキャラクターへの愛が感じられるようで見てて心地よい。たまにこういう、理屈で考えるとつまらないんだけど、なぜか愛着を持ってしまう作品がある。

EPISODE01 騎士たちの戦場

一昔前のRPG風ファンタジーもの。キャラ設定や露骨なエロもそうだが、アクションシーンの描き方も古い気がする。古いのは悪いとは言わないが流行に乗ってアニメを見てる身としてはどうしてもマイナスポイントだと言わざるを得ない。第1話の意欲的な構成は可…