2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

第11話「誓い」

2人とも自分の家庭や社会の行く末に関わる深刻な事情を抱えてるわけで、それをほとんど省みることなく浮かれてるのはどうも無責任すぎるように感じた。その深刻を理解した上でそれでも自分の信じる道を進む、というのならよいのだが、とてもそうは見えなか…

うるはしと 我が思ふ心 早川の 塞きに塞くとも なほや崩えなむ

珍しくWeb拍手にメッセージが。ありがとうございます。 悪い意味で「たまとわ」みたいな感想だねw そのサイトはよく知りませんが、言ってることがわからないでもありません。まあ笑ってもらえるなら、それはそれで光栄です。というわけで今期も一応今日で終…

第62話「ミイラ捕りがミイラに」

少し銀さんを理想化しすぎに思った。僕としてはヒーローには特別な人間であると同時に自分と同等の人間であることも感じさせるような人間であって欲しいので、「つかみ所がない」というような安易かつ根拠の薄い形容で銀さんを肯定されると、自分とは全く違…

第12話 「応援団」

今回の後半は特にエピソードもなくダラダラと練習の日々を見せているだけで、かなり退屈さを感じたが、このアニメがこのような表現を行うのは、恐らく現実の時間を表現したいからだと思う。普通物語においては、物語にとって重要なシーンだけを繋げて構成さ…

第13話 「501号室」

エヴァの場合は、シンジにしろアスカにしろ、彼らにとって最も重要な人間として母親が設定されてあって、それををはっきりとしめさず、暗示的に示すことによって、母親への依存性が抽象的に示され、それがどこか視聴者自信も直面してる本質的な問題であるこ…

第11話 「光陰」

突然ウィリアムのビジネスマンとしての一面が強調されるのはどうか。前回までは恋のみに生きる馬鹿だったはずなのに、突然常識をわきまえた社会人としての面を見せられて、急にウィリアムを通して表現したいことが変わったような印象を受けた。さらにこれま…

第13話 「会いたくて、行人」

ベタベタな展開で大きな感動はないものの、個々の演出や作画、特にコミカルな表現は相変わらず絶品で、まったく退屈することのなく見ることが出来た。とんかつの表現なんてのはこのアニメの最も得意とするところで、全くしゃべらないのにも関わらず絵や動き…

第9話 「決別の章」& 第10話 「絆の章」

以前このアニメは少年マンガのノリで作られてるのではないかと書いたけど、これらの回をみてますますその確信が強まった。ストーリーの不備な点を指摘をすればきりがないほどで、考えれば考えるほどつまらなく思えて来る。それでもリタとティナのお互いを思…

第25話 「キンよ飛べ!大空へ」

「リーフ、バルダ、私は負けない。おまえたちも、全力を尽くしてくれ。私たちの希望と祈りが、おまえたちに届くように。」キンにのって空を飛び始めて、上空からばーっと広大な世界を見渡すところが、音楽の壮快さもあって、FFなどのRPGで始めて空を飛ぶ手段…

昨日こそ 君はありしか 思わぬに 浜松の上に 雲にたなびく

脚本家の桶谷顕氏が逝去されたとのこと。古い作品は良く知らないけれど、「奥様は魔法少女」や現在放送中のデルトラクエストでは多く脚本を担当されていて、非常に楽しい思いをさせてもらった。神戸守監督の名作アニメ「Cosmic Baton Girl コメットさん☆」の…

第12話 「お祭りへ行こう」

京アニというのは本当にサービス精神旺盛だなあ、と心から実感した回だった。僕としては、アニメにはそれ自体で完結した統一感を求めてるので、あまり歓迎しない。この作品は日常的な世界観にかなりの安定感があると思うので、それを乱して欲しくはない。し…

 第12話 「撃つ男」

前回のナターリアもそうだったが、オルテガは救いようのないダメ人間で、何かかけがえのない経験をしたり成長をしたりすることもなく、救いようのないまま登場を終えてしまっていた。一体なにを表現したいんだかよくわからない。ダメ人間としての表現は良く…

第11話 「夏がはじまる」

先週に引き続き試合外でかつ予定調和の展開で、試合のころに比べると明らかにテンションが下がっているのを感じた。こういう裏事情まで丁寧に見せてリアリティを見せたいのはわかるし、アニメとしてそれを見せるのには成功してると思う。しかし、マンガの場…

第11話「笑顔が… 好き!!」& 第12話 「ありがとう… ございました!」

このシリーズ最大の問題はシリーズ全体の構成で、演劇の話、佳代の話、最後の卒業の話がそれぞれに山場があって、、盛り上がりが分裂してしまっていて、さらにそれぞれの必然的な関連のもあまり感じられなかった。特に佳代の話は唐突に挿入されたような印象…

第12話 「マグマダイバームスペルヘイム」

春香のノロケもいい加減に飽きてきて、千早にとっとと撃ち殺してほしいと思った。真面目に考えても、千早のはらわた煮えくる感情を考えるならあんなに大げさなアクションで構えたりせずに、いきなり撃ってしまうのが自然で、アニメ臭い見せ方だと強く感じた…

第61話 「闇夜の虫は光に集う」

「見とけ、てめえの言う余計なものが、どれだけの力を持ってるか。」ただならぬ気合の入りようだった紅桜編のラストということで、これまで提示されたテーマの解決の仕方や、アニメーションのクオリティという点で、これまでの銀魂のエピソードの中でも、他…

第12話 「おいしくて、花嫁修業」

「大事な人のために作る料理は、疲れてても、幸せで楽しいから、全然平気なんだって」 今回もプロットとしては凡庸なものの、まちのキャラ表現が気の利いた楽しい演出によって丁寧に行われていて、十分に楽しめる回だった。特にちかげが飛ばしてくるものを避…

第10話 「窓辺」

偶然にもロミオ×ジュリエットと似たようなバルコニーから愛のメッセージを送るというシーンがあったが、こちらはロミオ×ジュリエットの凝った音楽や演出やセリフと違って、地味な音楽であまり抑揚もなく陳腐なセリフを言うという、野暮ったさを感じるものだ…

第10話 「泪〜貴方と逢えて〜」

ジュリエットが主に恋愛問題と家庭の問題のどちらで悩んでいるのか不明瞭だったというのもあって、今回ロミオのことを気にし始めたのが、家庭の問題がうまくいかないから男にすがり始めただけというような印象を受けた。ロミオの方は女一筋だからいいんだが…

 第11話「呪う女」

ナターリアがエリスの過去の秘密を知ってしまうときの表現はこの作品では珍しく凝ったもので、不意にエリスの過去の話を持ち出されたこともあり、感動的だったとともにに、話に深みを与えるものだった。ナターリアの性格の痛さとあまりにも儚い最期には、人…

第11話 「いろんな聖夜の過ごし方」

前回はこなたが料理をする姿に不意打ちでステレオタイプのキャラ設定を超えた人間らしさを感じてしまったわけだけど、今回は父親にプレゼントを買って来たシーンにそれを感じた。こうやって家庭的な側面や、普通の娘としての側面をさりげなく挿入されると、…

第24話 「プリンとの出会い」

わりと全体的に見所の少ない気の抜けた回だった。夢の泉のプレートの言葉なんかワクワクさせるところがあったんだが、あっけなく謎が解けてしまい拍子抜けしてしまった。でもキン族が追い出された経緯や、カーン部隊とか言う連中が派遣されたりと、これから…

第10話 「ちゃくちゃくと」

いつも話しが面白すぎてあまり気付かないが、三橋が感情移入できるキャラかというと、意外とそうでもないように思う。今回のチームメイトを誕生日によんだことがばれてどぎまぎするところなんかは、表現したいことはよくわかるんだけど誇張しすぎのせいであ…

第11話 「ひゃっこくて、氷とり」

この作品らしいコミカルで現実にはありえないような展開を含めて、隙のないストーリー構成で、さらにこの作品らしいゆるいテーマ性が一貫していて、作画もよく、キャラも過剰さを感じさせることなしに十分に動いていて、文句なしに面白い回だった。ゆるいテ…

第60話「陽はまた昇る」

前回までのクオリティを維持し、着々と伏線を解消しつつ退屈させることのない構成でクライマックスに向けて盛り上げるという、サブタイも含めてあまり突込みどころのない、それゆえエンターテイメントとして隙のない作りだった。普通に桂はかっこいいと思っ…

第11話 「ニヴルヘイム」

クオリティ的にはサンライズらしく高いレベルを維持してるんだが、対立の構図や大きな目的といったものがよくわからないのであまり楽しめない。設定が凝ってるのはいいんだがここまであからさまにエヴァの真似をされるとどうしても気になってしまう。それで…

第9話 「覚悟」

「あきらめるのって難しい。でもあきらめないといつまでたっても前に進めないもの。」ウィリアムは今回の話だけ見れば、何を考えてるのかはっきりはわからないもののかっこ良くもあるのだが、やはエレノアに婚約したときと破棄したときに何も考えていないよ…

第23話 「恐怖テーガンのわな」

作画的には荒い部分もあったものの、全体的にキャラの演技や表情が生き生きとしていた。ジャスミンやテーガンの感情表現なんか非常に良かったと思う。特に気に入ったのは、ジャスミンが怒ってフランソワーズに振り向く動きとと、ジャスミンが石を投げるとき…

第9話 「決起〜断ち切る迷い〜」

ハリウッド映画的に見ればかなり出来はいいんだろうが、相変わらずジュリエットの考えてることがほとんど外面からしか描かれず、せっかく素朴で親しみやすいキャラなのに感情移入できないという点が残念。自分の弱さのために揺れてるのか、ロミオのために揺…

第10話 「願望」

こなたがエプロンをして料理をする姿と意外に料理が上手いという事実が、いつものこなたの雰囲気や設定から完全に浮いていて、妙に生々しい人間臭さを感じた。ながされて藍蘭島のすずも料理をする姿が母親を思わせるもので、妙に可愛らしく感じたが、料理を…