アイドルマスター XENOGLOSSIA

第26話 「月とペンギン」

「私の、彼氏。」確信犯的なエヴァのパロディだった本作も、ラストはエヴァとは正反対に予定調和的にきれいにまとめてきた。エヴァ風のラストをいくらか期待してたので少し残念ではある。内容的にはよくわからないのもあるし、たぶん大して見るところもない…

第25話 「春の雪」

「あきらめないよ、全部。」 雪歩が春香と仲直りした理由がいまいちはっきりとつかめず、無理な展開に感じた。春香は春香で無根拠に自分が好かれることを前提にして生きている今のままでは人間として問題ありだと思うのだが、どうも一番正しいのは春香の生き…

第24話 「復興暦百八年」

「満たされていくの、白く」 ハッタリが利いていて面白いは面白いんだが、新エヴァのあの壮絶なハッタリを見た後に見せられてもなんだかシラけてしまう。新エヴァはなんというか、鎖国していたアニメ界に土足で入りこんできた黒船という感じで、あまりに作品…

第23話 「RUN!」

「地球を犠牲には、できないわ。」とかいわれても全然重みがかんじられなよなあ。それはいいとして、前回は舞HiME風のラストのような安っぽさが目に付いたが、今回のラストの展開は舞HiMEでもエヴァでもない、この作品らしい落とし方で非常に好感を持てた。…

第22話 「鍵とバット」

「ダメよ、触っちゃ。汚れるじゃない。」何このチープな展開。もう台無し。やっぱりこれはエヴァじゃなくて舞HiMEだったというオチですか。

第20話 「かえりみち」

「私の飼い主は、千早さんです。」本格的に面白くなってきた。雪歩の裏切りとインベルの喪失に絶望して自分を見失う春香。無理に明るく振舞っている姿の表現は本当に痛々しく、ショックの大きさを強く感じれるものだった。それに対する伊織とやよいの友人と…

第19話 「夜」

「しかし、ざっと5億は犠牲が出るぞ。」面白かった。さんざんパロディはやっていたが、初めてエヴァに近い空気感というのを感じたような気がする。正直ストーリーをそんなに丁寧に追ってないので、細かいストーリーの整合性などはよくわからないのだが、それ…

第18話 「夜」

「インベルは私のものよ。誰にも渡さない。」それぞれのキャラの愛憎模様が生々しく描かれていて非常に楽しい。物語って言うのは人間の感情を描いてナンボのもんです。しかしそれをそのまんま人間でやるとオタクは見ないわけで、ロボットものでやってるから…

第17話 「迷子の兎」

「それにしても、北国の人ってのは肝が据わってるね。」先週同様、コンテによる感情表現や伏線の貼り方が上手くて、非常に見応えのある回だった。コンテが先週に続いて監督なので、2話セットで力をいれて作られたものなんだろう。しかし、裏切りの動機がそれ…

第16話 「アイドルとアイドル」

原作が育成ものだなんて完全に忘れておりました。あまりに違和感があって一瞬このまま原作の路線へと進んでいくという超展開なのかと思った。その原作ファンへのサービスとしての展開をうまく使って、春香の思いとインベルの思いがする違っていく様が、普通…

第15話 「格納庫天国」

パロディー自体は楽しいので構わないのだが、オリジナルのテンションにまったく追いついていないのが気になってしまう点でマイナス。それがなければ、これはこれで楽しめたように思う。さらにキャラの感情表現も少なく、サービスシーンは中途半端で外してい…

第14話 「なんか うごき づらい」

良くも悪くも教科書通りに作ったようなよく出来た構成で、テーマもはっきりしており、前後のストーリーとから浮いてもいず、十分に楽しめるものだった。だが出来がいいだけに、十分であって十二分にはなれないというサンライズの限界も同時に感じた。以前も…

第13話 「501号室」

エヴァの場合は、シンジにしろアスカにしろ、彼らにとって最も重要な人間として母親が設定されてあって、それををはっきりとしめさず、暗示的に示すことによって、母親への依存性が抽象的に示され、それがどこか視聴者自信も直面してる本質的な問題であるこ…

第12話 「マグマダイバームスペルヘイム」

春香のノロケもいい加減に飽きてきて、千早にとっとと撃ち殺してほしいと思った。真面目に考えても、千早のはらわた煮えくる感情を考えるならあんなに大げさなアクションで構えたりせずに、いきなり撃ってしまうのが自然で、アニメ臭い見せ方だと強く感じた…

第11話 「ニヴルヘイム」

クオリティ的にはサンライズらしく高いレベルを維持してるんだが、対立の構図や大きな目的といったものがよくわからないのであまり楽しめない。設定が凝ってるのはいいんだがここまであからさまにエヴァの真似をされるとどうしても気になってしまう。それで…

第10話 「不協和音【雑音】」

伊織と真の感情表現がストレートすぎて、リアルといえばリアルなんだがどうにも引いてしまった。しかしこれも春香とインベルの関係を付き合いたてのカップルと考えれば自然に納得が出来るように、三角関係の命がけのゴタゴタと捉えてみれば、すっきりと受け…

第9話 「鍵盤」

相変わらず出来はいいものの安易すぎる展開。なんでもかんでも春香の思い通りに進んでしまうのは、やはりまなびストレートのような強引さがあるように思う。しかしコンサート会場で亜美を説得したときの春香にはセリフに表れない強い説得力があった。春香は…

第8話 「コンペイトウ夜話」

春香の異様さについて、似たような感情を抱いたまなびストレートの学美と比べて考えてみる。まず両者とも根拠のない強いエネルギーをもっている主役であることでは共通している。根拠がないというのはその性格を獲得するまでの道のりが描かれていず、天性の…

第7話 「ただいま。おかえり。」

前回の予告からディープな鬱展開を期待したんだが、わりとあっけなく解決してしまって拍子抜けの感がある。両親が去っていく改装や警告の文字がいっぱいに出ているモニター、故郷に帰ってきて電話をするシーンなどは非常に良く出来ていて、春香の悩みの深さ…

第6話 「高度二万米」

勝負パンツを軸にした演出・脚本やバトルのアニメーションなどは非常に見応えがあったんだが、敵との対立の背景やら主人公の精神的な問題といった肝心なところが今ひとつ把握できず、感情移入できるというほどでもなかった。しかし楽しいといってもインベル…

第5話「冷たい手 温かい手」

全編を通して雪歩の不安が表情付けになどよって良く表現されていて、今回の主役である彼女の感情を十分に理解できて良かった。バスケットボールや雨などの気の利いた表現も感情の流れを強調していて見事だった。そういえば雨の描写は舞HiMEでも舞の感情が沈…

第4話 「餃子とアメリカンドッグ」

キャラたちの悩みや葛藤といった視聴者の求めるものを律儀に持ち出して、それをそつなくこなしてしまうのはさすがにサンライズ。シリアスパートもギャグパートも、ほのぼのとした部分も良く描けていて、こちらの見たいものが良くわかっていると思った。ただ…

第3話 「アイドルとマスター」

「怖いって気持ちは、いくら大丈夫って言われても消えないんです。自分で外に出て、自分で確かめない限り。」春香がインベルに優しく語りかけるのは感動的だったし、作画と声優の演技力と、性格が曖昧であることは一貫してる脚本のおかげで春香の存在感を感…

第2話 「アイドルのマスター」

「このインベルと共に世界をこんぺいとうの危機から救いませんか?」主人公がロボットに乗る理由というのはロボットアニメの一つの見せ場であるわけだが、それを「まいっか」で済ませてしまういい加減さはどうか。安易にロボットに「心」を持たせてしまって…

第1話 「上京ペンギン」

確かアイドルマスターというゲームはプレイヤがプロデューサーになってアイドルの少女達を育てる育成シミュレーションということだったように記憶していて、この話もそうだと思ったし、話の最初の方を見る限りそのつもりだったのだが、徐々に何かとんでもな…

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