第11話 「夏がはじまる」

先週に引き続き試合外でかつ予定調和の展開で、試合のころに比べると明らかにテンションが下がっているのを感じた。こういう裏事情まで丁寧に見せてリアリティを見せたいのはわかるし、アニメとしてそれを見せるのには成功してると思う。しかし、マンガの場合は事情が許せば連載をいくらでも続けることが出来るからこういう展開は効果的なのに対して、アニメの場合は話数が限られているのだから、展開がゆっくりすぎると全体の密度の総量の低下につながりかねない。同じ理由でアニメとマンガでは視聴者にとっての一話一話に対する重みが違うというのもある。あんまり構成を変えると原作ファンが怒るというのもあるし、この作品の場合は制作者がゆっくりした展開でも面白いものを見せる自信があるというのもあるんだろうけど。