2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

第10話 「ずっと…一緒…」

前半の緊張感のない長い日常描写と最後の麦と野乃の異様にドラマチックなシーンがいつもの空気から浮いていて全体として出鱈目な印象を受けた。さらに後半の展開を見るにメインのテーマが麦の心の問題なのに、冒頭に佳代の転校を暗示させるカットを置いたの…

第59話「傘の置き忘れに注意」

「刀も人間もたった一つの目的に向かい進む姿は美しい。」 「刀なんぞは所詮人切り包丁だ。どんなに精魂込めて打とうが、使う相手は選べん。」 先週に引き続き劇場版クラスといってもいい出来。神楽のアクションシーンは一回しか見てないので詳しくはわから…

第9話 「過去」

このアニメは常に人間関係の基本を自己中心的な利害のぶつかりあいにおいていて、そこには嘘がないからリアルである、とこれまでも書いてきたが、この場合も榛名と阿部の関係はそれぞれの自分にとっては正しい倫理的な考えの衝突であって、そして結局のとこ…

第10話 「不協和音【雑音】」

伊織と真の感情表現がストレートすぎて、リアルといえばリアルなんだがどうにも引いてしまった。しかしこれも春香とインベルの関係を付き合いたてのカップルと考えれば自然に納得が出来るように、三角関係の命がけのゴタゴタと捉えてみれば、すっきりと受け…

第10話 「雨だって、友だち!」

全体を雨降りの静かな雰囲気で統一し、それぞれのキャラたちの日常を丁寧に描きながらも、すずの過去や友人たちとの関係の強さといった物語の基盤となる設定を強化し、さらにシリーズ全体の流れとしてもすずと行人のお互いへの意識のの大きな転機をその中で…

第9話 「消えたダイヤモンド」

ストーリー構成はきちんとしてるし、キャラの演技も効果的なところも多いのだが、テーマやストーリーが原作そのままという感じの古臭い印象を与えるものでしかなくて、半分シラけてしまう。なんでこれを見続けるかといえば、最初の頃のエミリーやエリザベス…

第8話 「居場所」

ハンスのツンデレさが非常にいい感じ。不器用ながらも出来る限りのことをエマのためにする姿は心を打つものがあった。わがままで迷惑かけっぱなしのどこかのお坊ちゃんとは大違いです。対するエマは、相変わらず感情があまり表されず、メルダース家を自分の…

第9話 「そんな感覚」

なんでこんなつまんなく感じるんだろう。というかなぜ最初の数本はあんなに面白く感じたのか。どうも問題は安易に演出の技巧に流されていて、ただ人間がそこにいるというだけの存在感を見せられなくなってることによるように思う。最初の数本が面白かったの…

第22話 「魔女テーガンの復活」

たまにある製作スタッフの悪ふざけ。今回は一話まるまる日本の普通のコメディーアニメのノリで、他の話数の空気感と大きな齟齬を起こしていた。特にデレデレしてるリーフは違和感が強かった。しかしもともとキャラの個性が濃すぎるアニメなので、ギャグとし…

第8話 「甘え〜正義とは〜」

前回同様ジュリエットの側の感情の流れの表現が不十分なように感じる。練習試合に本気になってしまってるところなどから動揺してるのはわかるのだが、直接的な表現がないのであまりジュリエットがロミオのことで悩んでるという実感がない。音楽頼りなのも、…

第58話「売店ではやっぱコロッケパンが一番人気」

前回しょぼかったと思ったら今回以降の話に力を入れているということのようで、とんでもないクオリティの回だった。違和感を感じるほどに真剣な展開とキャラ描写、気合の入ったバトルアニメーション、銀魂らしいゆるさを残しながらも緊張を削がれることのな…

第8話 「スゴイ投手?」

前の試合で信頼関係が築かれたかと思ったら、もう阿部のことを疑い始めてる三橋。他人とわかりあうということがいかに難しいかがよくわかる。このわかりあえなさが奇妙に感じるのは、最近のアニメやマンガが安易に他人との理解をさせすぎてしまっているから…

第9話「魅せたくて、跡取り」

このアニメはストーリーやキャラの心理描写という点では見るべきところはないので、キャラの存在感のはよく動くアニメーションによってしかあまり感じることがない。そう言う意味で、行人とみことが張り合ってるシーンは非常に両者の存在感を感じることが出…