第12話 「撃つ男」

前回のナターリアもそうだったが、オルテガは救いようのないダメ人間で、何かかけがえのない経験をしたり成長をしたりすることもなく、救いようのないまま登場を終えてしまっていた。一体なにを表現したいんだかよくわからない。ダメ人間としての表現は良く出来ていたと思うんだが、そこから何も変らないんじゃ感動もなにもない。

いつものことではあるが、相手の弾がどれだけ打っても全く当たらないのがあからさまに不自然で、さすがに本気で先頭の緊張感を味わえるようなものではなかった。しかし梶浦由記の音楽が全開で使われていて、雰囲気だけはなんとなく楽しめるものではあった。