第9話 「決別の章」& 第10話 「絆の章」

以前このアニメは少年マンガのノリで作られてるのではないかと書いたけど、これらの回をみてますますその確信が強まった。ストーリーの不備な点を指摘をすればきりがないほどで、考えれば考えるほどつまらなく思えて来る。それでもリタとティナのお互いを思う気持ちは声優の演技や演出・作画によって十分に表現されていて、理屈を超えたところでキャラの生命感を十分に感じることが出来る。最後のいっしょにベッドで横になってるシーンも、百合としてオタク的な論理で見ると特定の層に向けて狙った決まりきった表現にしか見えないが、単なる女の子同士の友情として見てみると、苦難を乗り越えた後の微笑ましい幸福な光景として、感動的に見ることができる。この作品は、オタク的な余計な先入観を捨てて子供のような素直な気持ちで見ると、楽しめるんじゃないかと思った。その点子供の見る時間帯に放送するべき作品だと思う。