第18話 「夜」

インベルは私のものよ。誰にも渡さない。」

それぞれのキャラの愛憎模様が生々しく描かれていて非常に楽しい。物語って言うのは人間の感情を描いてナンボのもんです。しかしそれをそのまんま人間でやるとオタクは見ないわけで、ロボットものでやってるから自然に受け入れるというところに、何かオタクの歪んだものを感じないでもありませんがそんなことはどうでもいいです。

インベルは誰も傷つけたくないんです」

という春香は、自分自身の理想をインベルに重ねているように見えなくもない。これまでは誰も傷つけず、自分の理想に従って生きるだけでずっとうまくいっていたわけで。

その春香が誰かを傷つけることなしには何かを得ることはできない、という残酷な現実を今回の千早の接し方などから学び、それまでの自分を否定し、汚れながら、多くを犠牲にしながら、自分の欲しいものを獲得しようとする。そういう劇的な、アニメらしからぬ展開を期待。っていうかそれしかない。想像したら興奮してきた。