ななついろ★ドロップス

第12話 「初恋はななついろ」

「ハル君のポケット、魔法のポケットだったんだね。」第6話の感想で このクオリティの安定性と徹底的に謙虚な表現姿勢は奇跡的といってもいいんじゃないでしょうか。ストーリー展開的に1クールっぽいので、後半分、この質を維持できるなら歴史的傑作の予感。…

第11話 「なみだいろの決心」

「まだ、二ヶ月なのに、たくさんあるね。」僕が京アニ作品をあまり好きになれない理由の一つには、恐らく作画が過剰に良すぎるというのがある。特に強調する必要もないシーンに力の入った作画が使われてると、絵の印象が強すぎて作品の内容への集中がそがれ…

第10話 「ぎんいろの満月」

「松田、料理ってどうやるの?」アスパラさん改めノナちゃんの感情の流れは、ライバル心を燃やしてたのがうやむやになってしまってからどうも不自然で違和感を感じてたのだが、意外なところからの突然のツンデレ属性の開花のインパクトのおかげでそんなんこ…

第9話 「かなしみ色はサンドベージュ」

「できるよ、すももならできる。落ち着いて。」 あーもうgdgd。いろんな意味で。やっぱりシリーズを通したテーマとか伝えたいこととかがはっきりしてないと、限られたリソースで感動を与えるものはできないということでしょう。

第7話 「はちみつ色のとまどい」]

「こんな気持ち、はじめて」う〜ん、あのテッカテカの石蕗とすももがキスをするシーンはちょっと装飾が過剰すぎたように思う。ギャグにしか見えなかった。キスシーンそのものも作品の雰囲気から考えれば見せる必要はないんじゃないでしょうか。構成的にもデ…

第7話 「はちみつ色のとまどい」

「わたしも、大好き!」 すももが告白されて逃げ出した理由があまり示されておらず、感情の流れに不自然さを感じた。これまでの話ではすももの内面を深く掘り下げていたのが、今回あまりそこに入っていかなかったのも不自然に感じる一因。だから母親と自分を…

第6話 「やさしさいろの夕焼け」

「大事なのは、まっすぐな気持ちじゃない。」いやー相変わらずストレートに感動的。ベタをベタにやってベタに感動させるというのは、前衛をやるのよりずっとずっと難しいことのように思う。脚本にも作画にも乱れがなく、ちょっとつついたらパーンと弾けてし…

第5話 「ときめき色の星空」

「新月だから・・・星、よく見える。」あーもう素晴らしすぎる。これほどにベタに恋愛の表現をやって成功した作品がこれまであったでしょうか。まず音響と美術によって夏の海や自然の空気感が見事に表現されていて、青春物語の舞台としての役目を十二分に果…

第4話 「夏色のプールサイド」

「始めてだ、秋姫のこんな表情。」なんというか、この作品は毎回素で感動してしまう。まず前回もいった視聴者にも登場人物にもメタレベルへの逃げ場のない作品世界というのがある。その制約の中で、石蕗のすももに対する励ましも、すももの努力も、どこかそ…

第3話「金いろ願い星」

「いつも通り、それでいいんじゃないか、たぶん。」 今回も前回同様の印象。ストーリー展開としては陳腐で特に感動を生まないものの、良作画を効果的に使ったキャラの感情表現のおかげで、キャラの存在感がぐっと増している。また、前回同様にすももと石蕗の…

第2話 「あじさい色の記憶」

前回の単にかわいいだけの作品という印象とは裏腹に、意外と見れる作品だという印象。ストーリーとしては、大してエピソードを重ねないまま深い友情をテーマにするのは強引だし、問題の解決方法も安易な不思議な力とその実感のない友情を絡めただけのもので…

第1話 「運命はなにいろ?」

絵はよかった。アヴァンの1カット目からいきなり打ちのめされた感がある。同じいとうのいぢ絵でも、ハルヒやシャナとは全然印象がちがうのに驚いた。でもむしろいとうのいぢの絵の方向性はこちらであるように思う。後は良くも悪くも萌えアニメのフォーマッ…

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