第7話 「ただいま。おかえり。」

前回の予告からディープな鬱展開を期待したんだが、わりとあっけなく解決してしまって拍子抜けの感がある。両親が去っていく改装や警告の文字がいっぱいに出ているモニター、故郷に帰ってきて電話をするシーンなどは非常に良く出来ていて、春香の悩みの深さを非常に感じさせるものだった。にも関わらず、春香が十分に自分の行動や性格の問題点を反省する暇もなく、相手のほうから歩み寄ってきてしまうのは、不自然ではないが、もっと春香には悩んで欲しいと思わせるものだった。

インベルを「男の子」に置き換えるとライトなラブコメとして驚くほどしっくりと来るのだけれど。春香の深い葛藤というよりはインベルと春香のちょっとした心理的なすれ違いを見せたかったということなのかもしれない。