第24話 「復興暦百八年」

「満たされていくの、白く」
ハッタリが利いていて面白いは面白いんだが、新エヴァのあの壮絶なハッタリを見た後に見せられてもなんだかシラけてしまう。

エヴァはなんというか、鎖国していたアニメ界に土足で入りこんできた黒船という感じで、あまりに作品の性質が他のアニメと違っていて、他のアニメをこれまでと同じように見れなくなったしまった。

特にそう思ってしまうのはこの作品がエヴァのパロディだからで、ここまであからさまだと比べられてしまうのもやむを得ない。恐らく本家によるパロディが放送中に始まるなんてことは予測していなかっただろう。

まあ前回の「好きです」宣言に至るまでのシリーズ全体のロボットと人間の擬似恋愛描写は十分な固有性のあるものであったので、あとはこんな風に予測の範囲内でウエルメイドに終わってくれればそれでいいという気もする。