School Days

最終話「スクールデイズ」

スプラッタっていうからもうちょっと爽快感のあるラストを期待してたんだけど、気持ち悪さしか残らない映像だった。例えばソフォクレスのオイディプス王は、父を殺して母を妻にしていたことがわかったとき、オイディプスは狂乱の中で自ら両目を潰してしまう…

第11話 「みんなの誠」

「なんで俺、こんな目に」 演出はいいんだが、展開に明らかに無理があるのと、誠の内面を描いてこなかったツケがまわってきて誠の嘆きに何のリアリティもないのがあって、あまり真面目に楽しめるものではなくなってきた。まだ最終回前だが、作品として破綻し…

第10話 「心と体」

「ばいばい」今回の話で主要登場人物が全員「汚れて」しまった、といえる。言葉はこれまでは割と下衆な誠に対して潔白でひた向きなキャラという印象だったが、最早そういった対立は通用しなくなった。むしろ今回は誠はちゃんと言葉に対して別れを告げてるわ…

第9話 「学祭」

誠も言葉も性格に一貫性がありすぎて、いまいちリアリティを感じられなくなってきた。らき☆すたの登場人物たちなんか、その辺適当な揺らぎがあっていい感じなんだが。作画の息切れをコンテで補おうとしてるのはわかるんだが、ちょっと力不足かなあ。エヴァの…

第8話 「学祭」

「これは、私だけの思い出。」ラストシーンの意表をつく展開が良かった。全体としては作画もアレでコメディパートも浮いていていまいちだったが、ラストの展開だけでそんなことはどうでもよくなってしまった。この作品は、第1話のプロットからそうだが、アニ…

第7話 「前夜祭」

前夜祭って何の前夜祭なんだろう、怖い・・・なんか刹那という異物が混入されてピュアな愛憎関係が濁ってしまったような気がしないでもないんだがどうでしょうか。彼女がいてもいなくても悲劇が起こってしまうのには変わりないんだし、いなくてもよかったよ…

第6話「明かされた関係」

「すなわち、人間は生まれながらにして悪であると・・・」演出が神がかっていた。例えば言葉がキスシーンを目撃するシーンで突然BGMを中断し、現実の音を鳴らすシーンや、三人の昼食時に会話の音声を流さずにBGMを流し、時間をかけて状況が悪化してることを…

第5話 「波紋」

「いや、スクール水着もアレはアレでよいものなのだが、こうやって普段と違う姿というのも刺激的なものなんだな。」ありふれたメロドラマ的な展開になってきたわけだが、素晴らしいのは誠に下半身で考えている以上に悩みや葛藤というのを持っているというこ…

第4話「無垢」

「わかんねーよ、そんな、女の子の気持ちに沿ったやり方なんて。」実に面白い。登場人物の誰もが他人の心を完全に理解していおらず、自分の行動がどういう結果を生むかということに自信を持てない。見てる側にとっては安心できる視点を獲得することができず…

第3話「すれ違う想い」

「期間限定抹茶たっぷり白玉あんみつ。ドリンクはアイスコーヒー。無糖。」恋愛に対する理想と現実のギャップに悩みながら、時には周りの人間に助けられ、他人の気持ちをいたわりながら愛することを覚えていく。そういう普通の少年少年マンガ的な王道ラブス…

第2話「二人の距離」

アニメばっか見てると、キャラクターたちがみんな人間的に良く出来てるから、誠みたいな自分のことしか考えていない性格には違和感を覚えるけど、実際の中学生とか高校生の恋愛って、こんな感じで自分のことしか考えられなくて、すれ違いまくってるものなん…

第1話 「告白」

京アニ作品ほどの完成度はないものの、分相応に過剰な演出やアニメーションを使わず、ごく普通に普通の話を見せていて非常に気持ちのいい出来。キャラデザに萌え要素が抑えられてるのも余計な感情を持たずに見れてこれはこれで気持ちがいい。画面分割や突然…

未完了分