雑記

今期ドラマ第1話感想まとめ

アニオタだってドラマとか見れるんだからね!!というわけで今期はドラマも見ているのでものすごく今さらながら第1話を見ての感想をまとめてみました。ドラマのチョイスはほとんどランダムです。もう11本見たので勘弁して下さい。次のようなオススメ度付き。…

アニメの面白さの説明を説明する その1

性懲りもせずあるアニメ作品がなぜ面白いのかを説明するとはどういうことかを考えてみる。まず「説明」一般における問題を考えよう。ある事象の理由を説明するということには、二つの問題が付きまとっている。一つは(1)その事象自体が特定されていないことが…

陵辱系ゲーム規制問題について

6/21追記:僕の主張を簡単にまとめると、(1)陵辱系ゲームは不可避的にいかに陵辱が残酷でやってはいけないことかということをプレイヤに伝えるのだから、一概に倫理的に悪いとは言えないということと、(2)例え陵辱系ゲームが差別的な考え方を助長するにして…

アニメの面白さの説明の形式(草稿2)

まずアニメにおける部分的な判断を考える。判断の例としては、「このシーンの作画が良い」「このキャラはかわいい」「この話数のAパートの構成が良い」などがある。そういった判断は、直感によって与えられる。 (以下テクニカルな話は小さい文字で)個々の判…

アニメの面白さの説明の形式(草稿)

アニメの面白さ、より一般に物語の面白さの説明はどのような形式を取りうるか、という問題。この記事は一応、アニメにおける「秩序」(らき☆すたの分析の準備として) - のともえ(仮)の続きになる。(が、読み返してみたら文体も内容も支離滅裂なシロモノで…

ひまわり(ぶらんくのーと)

珍しくまともにプレイしたエロゲ(同人ADV)の「ひまわり」、ノーマルエンド全了。散々言われてる通り伏線回収が見事で、ドラマをしっかりドラマらしく見せている素晴らしい作品だった。エンターテイメントとして十分に成立させながら、不器用な手つきでも人…

今期総括

まだ視聴未完了の作品も多いけれど一応今期総括的なことを。まず今期最も面白かったのはONE OUTSとスキップビート!。ONE OUTSは反則やインチキまがいのことなど何でもありながら論理的にはきちんと筋の通った頭脳戦が抜群に面白く、また努力や偶然と言った…

「感想」と「評価」の違いについて

前回の議論で、「批評」とはある作品に対する評価とその根拠が述べられた主張であり、その「評価」とは客観的な価値判断をすることであることを述べた。そして「感想」は自分が感じたことを記述することであり、感じた内容を感じたという主張以外は主張を含…

「批評」という言葉の意味について

アニメについて考えたことを書いて、それが「批評」であるというと、多くの場合「個人の感想にすぎないものを批評だと言うな」という返事が返ってくる。これは直感的には妥当な主張であるように見える場合が多い。しかしその返事をした人に「なぜそれが批評…

ストライクウィッチーズを見終えて

最近の萌えアニメファンにとってはドラマが物語の本質だと思ってる人は少数派で、商業的に成功するためにはあまり考慮しなくてもいいことであるという気もする。ストライクウィッチーズの方向性や受容のされ方を見ると、むしろドラマっていうのはキャラとか…

しまうま技研さんへの返答

この件について。「誤解」されてるようですが、僕は別に気分を害していません。恐らく文体と文章の長さからそう判断されたのだと思いますが、僕は文章に感情を込めるのが苦手で、また自分の考えを短くまとめるのも苦手で、どうしても無味乾燥な長文になって…

自分の好みは規定できるか

この件についての返答。どうも言いたいことが伝わっていなかったように思う。言葉足らずな点もあったようで申し訳ないです。まず、僕が自分自身の好みを規定しているというしまうま技研さんの主張について。 僕の見たい世界というのはうる星やつら的な永遠の…

「僕がtrue tearsを好きになれない理由」への反応について

しまうま技研さんから表題の記事へ反応を頂いたので返答させて頂く。まず、僕の「結局true tearsに描かれているリアルで痛々しい恋愛というのは、僕が萌えアニメに求めているものと徹底的に違う。」という主張に対して、以下のように書かれている。 まず私は…

 僕がtrue tearsを好きになれない理由(第8話の感想に代えて)

話が盛り上がってきてクオリティも一向に衰える気配を見せず、文句のつけようのない出来なのだが、自分的にはなんだかなあという感じ。これまで僕は感情移入できる作品=好きな作品と考えてきたのだが、この作品から受ける印象を考えるとどうもそのとらえ方…

アニメは芸術か?

芸術と言う言葉が共通言語として流通しているのは「本当に優れたもの」という幻想があるあるからであって、結局のところいつの時代も芸術と言うのは制度に過ぎない。本当の芸術があるとすれば、それは九割九部、極一部の誠実な知識人と、素直さだけが取り柄…

らき☆すたの(非)自己言及的メタ構造

らき☆すたがある種のメタフィクションであるのは自明のことであるが、そう言ったときの「メタフィクション」が何を意味してるのかはあまり自明ではないように思う。ここではメタ構造のあり方の一側面を明らかにし、らき☆すたの本質に迫ってみたい。■「メタ」…

エヴァ新劇場版の感想の感想(映画未視聴)

なんつーか、上手な文章でネタばれをしないように気を使いながら器用に感想書いてるの見ると、みんな大人になってしまったんだなあ、となんとなく思った。見たくないなあ。美しい過去の再現に興奮してる自分なんて、想像するだけで気持ち悪い。

綾波レイに思いを寄せる男性は日本中に100万人はいるだろう。

経済、株価、ビジネス、政治のニュース:日経電子版名文。

GONZO作品の微妙さ

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1023203.html Youtubeとかが原因の一つなのは事実だし、時代に対応してビジネスの仕方を変えなければいけないのも最もだが、 当社のDVDが売れない最大の理由は作品の力不足だがと自分たちの作品がつまらないと言い…

アニメにおける「秩序」(らき☆すたの分析の準備として)

私的らき☆すた論争まとめの続き。 この記事の最後に、僕はらき☆すたのパロディや実写EDなどの暴走っぷりが無秩序にしか見えない、と書いた。しかしアニメにおける「無秩序」というのはどういうことでしょうか。それを明らかにするために、まずアニメにおける…

私的らき☆すた論争まとめ

巷を騒がせていたらき☆すた論争。事の発端は次の記事を含むサイトの作品批判。 らき☆すた第12話「お祭りへいこう」 - Danimation このサイトの主張に、以下のように物語の不在がらき☆すたの欠点だとするものがある。 第1話の段階ですでにそういった"あるある…

最終話の感想に代えて

最終回。直球。やっぱダメ。まぶしすぎる。こうなってしまうのは実は作品じゃなくて自分に問題があるんではないか、と考えてみたのが以下の文章です。ある作品について面白いとかつまらないこと感じたことは疑いようのない事実だけど、その理由に関する判断…

くるぶしあんよ氏への返答

上の記事に対する反応への返答です。うーん、こちらにも誤解はあったように思いますが、こちらの言いたいことは完全には伝わっていないように思います。なぜ僕が「一般人」にこだわるかというと、結局見方は人それぞれ、というような馴れ合いの結論で終わっ…

同人的な解釈とドラマ的カタルシス

あんまりこういう話はしたくないんだけど、どうしてもこれだけは言っておきたい。くるぶしあんよさんの「ページの終りまで」の日記3月16日分と3月17日分について。まず、skripkaさんのhttp://blog.goo.ne.jp/skripka/e/79887e5e91930026bb0669587bc14cd6にお…

アニメを「好き」といえるということ、まなびストレートの再評価

昨日のamiyoshidaさんのコメントより。詳しくは前日のコメント欄を。 私はアニメに限らず、作っている人が何を考えて作ってるんだろうと考えて観るのが好きなので(だから作家追いに走ってしまう)そういう要素がある作品を好き、と思う傾向にあります。(中…

林原めぐみ「A Happy Life」

貧乏なので滅多にCDは買わないんだけど、がくえんゆーとぴあのOPのこの曲は林原めぐみの淡々と歌うボーカルが印象強く珍しく購入。淡々と歌っているのにメッセージが心に響いてくるのはさすがベテランの声優兼歌手の実力。林原めぐみ全盛の頃はそんなにアニ…