ヒャッコ

シリーズ全体について

シリーズ全体としては、まず虎子を一見主役らしくないキャラであるにも関わらず過剰に多様な側面から描いているのが際だっていた。特に相反する側面(例えばボケ役とツッコミ役、性的な視線を持つ側と視線を受ける側、精神的な問題をを解決する側とされる側…

第12話 & 第13話

ラス前でキャラたちの深い友情の絆が出来上がる瞬間を描き、ラストで彼女たちが出会う前の姿を描くというのは感慨深く、それなりに一つのドラマを見たような気分にさせてくれた。大胆な構成だけど十分に成功していると思う。そのラス前のドラマはそれぞれの…

第10話

キャラ紹介シリーズ冬馬編。キャラ紹介回というのは大きな出来事を起こしてそれにそのキャラを絡ませるのが普通だろうけど、この作品はあまりそうせずに日常的なシーンだけでキャラを紹介しようとしているように思う。でもそこに大きな出来事の面白さに匹敵…

第7話

前回以上に深刻な雰囲気であまり見ていていい気分がしなかった。萌えアニメにしては過剰にシリアスな表現は虎子の表情などに第1話からあって、最初の頃はそれがいいアクセントになってると思っていたけど、こうも重苦しくなると作品に期待していたものと違い…

第6話

本編についてだけれど、正直あまり好きになれる話ではなかった。軽い萌えコメディであるはずのこの作品にしては話が深刻すぎる。それに主要キャラと精神的に強く関わる大人が登場するのもこういう作品にはふさわしくなかったと思う。その点を気にしなければ…

第5話

とにかく虎子中心に描かれていて、新キャラも含めて主要キャラが彼女を見せるための脇役にしか見えなかった。その虎子も捉えづらい。共感できるキャラでもないし、かわいさを愛でられるキャラでもない。それでもただならぬ何かは彼女の登場シーンの全てに満…

第4話

今回もとても良かった。特に虎子がいろいろな側面からとらえられていて、彼女に単なるボケキャラをこえた存在感を感じられたのが良かった。シリーズの最初はボケキャラとして始まって、前回はツッコミ役。今回は基本はボケキャラながらも、序盤で歩巳に見と…

第3話

今回も隅から隅まで面白かった。新キャラ二人のお当番回。学園ものとしての地盤をしっかりと固めている印象。ストライクウィッチーズのように中途半端にストーリー拘泥せずにキャラ描写を楽しめるのはある意味幸せなことだと思う。Aパートは歩巳がツッコミ役…

第2話

まるで永遠に繰り返されるかのようなクラブ探し。大したストーリーもなく同じネタが繰り返されてつまらないとも捉えられるけれど、歩巳の視点に自分を重ねてみるや否やうる星やつら的な終わらない青春の時間が存在していることに涙が出そうになる。外の世界…

第1話

これは面白い。教室を探すというどうでもいい話が大半だったけど、キャラが魅力的で、キャラの感情を表現する演出がしっかりしていて、展開も面白く全く飽きがこなかった。どうでもいいストーリーをこんなにも面白くできるのは純粋にアニメの表現力が優れて…