CLANNAD

第9話 「夢の最後まで」

悪くはない作りだったがこれまでの物語やキャラの感情の印象が弱くてあまり感動できなかった。問題は恐らく原作に忠実に作っていることがアニメらしい構成を阻害していて、原作の流れを覚えてる人にとっては自然な構成に感じられるのだろうが、そうでない人…

第8話 「黄昏に消える風」

ベタに泣ける話のはずなのに泣けないのは、ロジックの稚拙さをカバーするはずの構成の密度が薄すぎてシラけてしまうからだと思う。そこには以前も言ったファンタジー志向なのかリアル志向なのかはっきりしないという問題もあって、作品世界における死の捉え…

第7話 「星型の気持ち」

ベタで工夫のない展開とそれゆえに余ってしまった時間を埋める適当なギャグだけで構成されてるようにしか見えないなあ。原作未プレイなのだが一体世間はこの作品の何を騒いでいるのでしょうか?

第6話「姉と妹の創立者祭」

なんだか野中藍が一人で構成・演出の稚拙さを補って作品の統一感を作り出してるような感じ。確実なリアリティを持つ点が一点あれば残りがどんなに嘘臭くても世界は真実になるというか。リアリティといっても野中藍というフィルターを通した特殊なリアリティ…

第5話「彫刻のある風景」

作画のひどいアニメばっかり見てるとまるでこの作品がオアシスのよう。これでまた一週間戦い抜けそうです。ようやく「〜編」のパターンに突入したようでこれまでのような節操の無い構成ではなくなっていた。最初からこうすればもっと一般受けするようにも思…

第4話「仲間をさがそう」

ストーリー構成のやる気のなさという点ではKanon以上な気がする。Kanonも1話内の起承転結はまったく考えてない構成だったが、一つ一つの数話にわたるエピソードはいくらか考えられた構成だったように思う。しかしこの作品はただ小さなエピソードを並べてる…

第1回 桜舞い散る坂道で

「乙女のインスピレーションです。」 原作未プレイ。今回の主要な目的は朋也がいかにありふれた人生に退屈しているかということを描くことだと思うが、その点では紋切り型の内容以上のものは感じられなかった。っていうかそれを描こうとしてるのなら特殊な家…

2007年第4クール終了&視聴中止 完了分