#4 「子供じゃないよ」

「女の子の胸には夢がいっぱい詰まってるのよ」
制作者の状況が話題になってるときにこういう作画クオリティの低い話数を見せられると不安になる。神作画も複雑なアニメーションも要求する作品でもないのになぜこうなってしまうのか。作画以外の部分で勝負してる作品が、並の作画を維持できるキャパシティを確保できない状況というのはやはり問題があると思う。

それでもこの作品は見せるべきところは見せる作品で、1話見てよかったと思えるような見せ場はきちんと準備してるのは良い。構成は毎回甘いけれど、なんというか人の強い思いを表現したいという意欲は感じられる。そういう思いがあることは、どんなに状況が悪くなっても物語で人を感動させたいという思いが消えることがないという安心感につながる。

それはそれとしてこのシリーズはいったい何をやりたいのかというのが見えないのは大いに問題ではある。OPにあるバンドを結成するという話ではないのでしょうか?