破天荒遊戯

第10話 「君に贈ろう」

結局最後までなんだかよくわからなかった。まともに楽しむ作品としても、ベタな展開を何のエクスキューズもなしに無造作においてるだけなので、シラけるしかなかった。茶化すなら徹底的に茶化してくれた方がすっきりするのだが、中途半端に真面目だからどう…

 第9話「ゆくさきをしらない・後編」

確信犯でした。これまではここにも書いたようにネタを本気でやってるのかどうかが今ひとつ不明だったけど、今回の「人と変態のアレとアレ」は完全にそれまでの空気感の切断を狙っていて、この作品がタイトル通り破天荒に視聴者を攪乱しようとしていることが…

第8話 「ゆくさきをしらない 前編」

やっぱり捉えどころのない作り。個々のシーンでは見所も突っ込みどころもたくさんあるのだが、全体としてどうなのかといわれるとなんとも言えない。それでも全体の統一感はどこかあって、その原因は小林沙苗を始めとする演技力によるキャラクターの存在感に…

第7話「花が咲いたら」

このアニメはストーリーやキャラクターの性格に統一性がなく、頭で考えるとつまらないのだが、どこか不思議な魅力を感じている自分がいる。なぜか考えてみたいと思う。この作品でパロディやメタネタが多用されているのは銀魂と同様だが、銀魂の場合はそれら…

第6話 「てのひらのたいよう・後編」

このオチはかなり現実にはあり得なさそうなものだったけど、当人の声優の演技がすさまじくリアルで強引に納得させられてしまった。もっとも面白いけどもっともあり得ないような展開を、声優の演技力で強引にリアリティのあるものにしてしまうという力技。狙…

第4話 「楽園に触れるなかれ」

全体を通してあまりにも電波な論理展開でまるで脳髄をかき回されてるような感じだった。わざとやってるとかあからさまに外してる個所があるのなら笑えるのだが、論理のずれ方が部分部分ではそれほど大きくなく、それが全体では大きく逸脱していると言う感じ…

第3話 「かくもささやかな子守唄」

この作品のあり方はネウロと良く似ている。どこかで見たような物語で、どこかで見たようなシーンを組み合わせ、本来なら必要な説得力を増すための地道な構成の積み上げをしないという。それでもそういう作品は類似の作品の記憶を重ねることによって一応は楽…

第2話 「きずあとのきず」

シナリオが強引でラゼルの長ゼリフを含むロジックも直球すぎてあまり説得力は感じなかったが、やはり小林沙苗が演じると全てが正しいことのように思えてくる。他の二人のメインキャラの性格は見せようとしてるのはわかるが、あまり伝わってこない。よってラ…

第1話 「永遠のともしび」

これはすごい声優アニメ。大御所声優たちの風格に圧倒されっぱなしだった。ラゼルの即物的な快楽主義は、まだキャラの性格を良く知らないのもあって思想的に単純すぎると思うが、小林沙苗が言うと十分な説得力を感じられる。そこまで計算してるのかどうかは…

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