第1話 「私…涙、あげちゃったから」

古い日本映画風の落ち着いた画面と地味なキャラ描写がとても新鮮に感じた。といってもエロカットや萌え描写は普通に現代風で、日本映画と萌えアニメの合いの子のような独特な雰囲気だった。

同じように日本の伝統をモチーフにした萌えアニメでも、AIRの場合は世界観もキャラも徹底的にファンタジックで現実離れしていたが、この作品は自分たちの生きてる現実と連続した世界で同じような条件で生きてるキャラだと感じられる。流行作の真似事をしてるだけにしか見えないアニメが多い中で、はっきりしたコンセプトが見えるのは素晴らしいと思う。

しかしまだストーリーは動き出していないので、今回の表現が生きるも死ぬも次回以降次第。