第8話 「ゆくさきをしらない 前編」

やっぱり捉えどころのない作り。個々のシーンでは見所も突っ込みどころもたくさんあるのだが、全体としてどうなのかといわれるとなんとも言えない。

それでも全体の統一感はどこかあって、その原因は小林沙苗を始めとする演技力によるキャラクターの存在感によるものだと思われるのだが、それ以上の何かがあるような気がするけれどよくわからない。と先週の考察の結論以上に進めない自分がいる。

結局物語というのは生きた人間の存在感を中心に据えた表現が普通であって、そうであればわかりやすいのだが、それ以外のあり方は多様かつ複雑でそう簡単に理解できないということなんだと思う。