第7話 「追跡の章」

もともと無茶な展開が多いだけに、こういうあからさまに強引な展開も、あきれるほどベタなオチもあまり不自然に感じない。さらにそういったある意味不条理な世界観が面白くもある。登場人物も制作者もどこか真剣で、その真剣さが視聴者のツボを思いっきりはずしていて、そのはずれっぷリを横から眺める面白さとでもいいますか。

シリーズ構成の前川淳という人、ウィキペディアの記事によるとこれまで子供向けの作品ばかりを手がけてきた人のよう。この作品は絵や音楽を見る限り大人向けの高級なものに見えるが、実はもともと少年マンガのノリで作っている作品ということなのかもしれない。