第6話 「真実の章」

「それが、あの日あった真相です。」

超展開には二種類あって、一つは笑えはするものの話についていけなくなって興味を失ってしまい、ただのネタアニメになってしまうもの。もう一つはこちらも笑えるのだが、キャラが生き生きしていてその笑える世界も含めてキャラを愛することが出来るようなもの。この作品はこちらで、他には京四郎と永遠の空デルトラクエストも該当するように思う。

リタのベタな行動も、あまりにも子供じみたゲルニカとの出来事の回想も、荒唐無稽でしかない。しかしそんなリタにどこか愛着を感じずにはいられないし、その真剣さにどこかリアリティを感じずにはいられない。こういうのは作品全体の勢いから生まれてくるもので、一つの理由に還元するのは難しいが、強いて言えば制作者の作品に対する愛がこのような生命力を生む、というような気がしないでもない。