第5話 「脱出の章」

「もしかしたらあなたの馬鹿が少し移ったのかもしれませんね。」

前回に引き続きキャラの感情の変化の原因が十分に描かれず不自然さを感じるのだが、それでも見てて退屈しないのは、キャラクターの個性は声優の演技や台詞回しなどによってはっきりとしているのと、美術も含めて作画が良く出来てるからだと思う。

キャラの感情の不自然さというのは、タックがなぜティナのことを好きになかったのかも、なぜあきらめたのかも十分な理由が示されてないことや、ティナがタックのことをどう考えていたのか、なぜ旅をあきらめたのかもはっきりとわからないことなど。どうも全体としてはティナとリタの間には百合的な関係が出来上がってるということをいいたいようだが、脚本的にはそれがあまり示されていない。しかし絵としては、二人が同時にアップで移ってるカットなどでお互いの関係が見えてくるように思えたこともあった。

あと今回は作画が非常にプロダクションIGな香りを感じることが多かったけど、その正体は結局よくわからなかった。なぜでしょう。