第12話 & 第13話

ラス前でキャラたちの深い友情の絆が出来上がる瞬間を描き、ラストで彼女たちが出会う前の姿を描くというのは感慨深く、それなりに一つのドラマを見たような気分にさせてくれた。大胆な構成だけど十分に成功していると思う。

そのラス前のドラマはそれぞれのキャラの役割がはっきりと描かれていて、また感情の流れに不自然さを感じることもなく、深夜アニメにありがちなグダグダ感は皆無だったけれど、家族の問題を持ち出すのはやはり萌えアニメとしては安直で反則気味だと思うし、それまでの虎子の印象が散漫でいまいちキャラ像を掴みかねてるのもあり、それほど感動的ではなかった。