2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Page07 「9月の日に」

それぞれの表現のクオリティはいつもどおり非常に高く、今期のアニメでもトップクラスだとは思うが、どうも全体的に内容の統一感がなくごてごてした印象であまり楽しめなかった。ギャグやシリアスやARIA風の叙情性などの異なった雰囲気をなんとかしてまとめ…

#06「妖精眼」

前回で一巻の分のストーリーを消化したと思ってたらまだあったのね。いずれにせよ原作の内容を伝えるには時間的に不十分。前回同様個々のシーンはよく出来てるのだが物語の深みが足りずそのクオリティが十分に活用されていない。しかしこういう作品はげんし…

「「悪夢」〜エリス目覚めず〜」

夢の中の奇抜な構図とかバトルシーンの迫力とか少しは「おっ」と思うのだが、それが単発で終わってしまってより大きな表現へとつながっていないのでなんとも欲求不満。取り立てて悪いところもないのはいいのだけれど。それにしてもアンゼロッタの正面の構図…

第19話 「アイーシャ・クロニクル」

背景事情の暴露回ということだけど、そのタイミングも内容もこの作品らしく教科書どおりのもので取り立てて感慨はない。順調に進んでることに安心感があるぐらい。序盤のいくつかの過剰なギャグ表現も脱線は脱線でも教科書に書いてある脱線というような印象…

Bäume wachsen nicht in den Himmel.

木々は天まで届かない。

第5話 「キャラなり!アミュレットスペード!」

「何かが足りない子はどんな子でも、物語の主人公になれるんだよ。」というセリフは非常に良いのだが、せっかくの名ゼリフが今回のストーリーに結び付けられてないのは問題。その点にも端的に表れてるように構成がいまいちだったように思う。例えばプリキュ…

第05話 「マダラメ総ウケ」

またもや神脚本。恐るべしは横手美智子か。前回までもDVDの購買意欲を喚起しない作りであることを指摘していたが、今回は決定打だった。もともと特に腐女子向けの要素はない作品であることを考えるとそれは明らかだろう。同じサービスでも、例えばらき☆すた…

Zwei Fliegen mit einer Klappe schlagen.

二匹のハエをハエたたき一発で。

第80話「普段眼鏡をかけてる奴が眼鏡を外すとなんかもの足りない パーツが一個足りない気がする」

散々遊んだ末にとってつけたようにシリアスな展開を付け足すようないつものパターンは、あまり感動を生まない。全体のストーリーによる感動を確かなものにするためには前回前々回にもっとメインストーリーに関係のある感情表現を積み上げておくべきだったと…

#6 オトナだもん

意表をついたサービス回ということなのだろうが、それにしてはクオリティが普通で目立ったサービスもなく、いまいちインパクトに欠ける。これなら普通に前回の続きをやったほうが良かったと思う。その辺京アニなら例えばカラオケシーンに無駄に力を入れたり…

Setz nicht alles auf eine Karte.

一枚のカードだけに賭けるなかれ。

EPISODE 04 「騎士たちの誇り」

前回の超カオスっぷりからは回復したもののやはりまとまりのない構成。どうもこれはアニメーターが好き勝手に遊んでそれをアニオタが共犯関係的に楽しむというタイプのアニメらしい。こういう作品には他の一般的な作品とは違った尺度で判断をしないことには…

#05「魔術の夜」

今回の話は原作第一巻ほぼ全体にわたる話で、これを1クール通してやるのかと思っていたらあっけなく一話で片付けられてしまった。原作はこのアニメ版よりずっとずっと複雑で魅力的な構成の物語で、一話に詰め込むのはとても無理な話。どんな大人の事情があ…

第6話「髪」

あかねと弥子の百合(?)描写が微笑ましすぎる。(18禁百合もの同人誌とかどんな感じになるんでしょうか。)全てがはったりで出来ているこのアニメだが、今回の美容師の「髪の神」の説明はずば抜けてトンドモな面白さだった。恐らく原作そのままなんだろう…

#04「ひとりじゃないから」

原作読書中。放送開始から週に一冊ずつ。今回の話は三巻目の短編集に収録されてたので既読。あんまり原作既読でアニメ見ることはないんだけど、原作を知ってるといちいち原作を知らない人にとって十分な説明がなされてるかとか考えなきゃいけなくて視聴が疲…

Hochmut kommt vor dem Fall.

堕落の前には傲慢が現れる。

#03 騎士たちの目標

なんというカオス。前回まではシリアスなファンタジーものだったような気がするのだが、今回はギャグありシリアスあり萌えもあればエロもあり、作画アニメでもあり作画崩壊のようでもあり、シャフトアニメ風でもありユーフォーテーブルの作品のようでもあり…

Page06 「夏の想ひ出」

写生会の時と大して印象は変わらず。中身のない脚本と季節や一日の時間の移り変わりを感じさせる美しい美術と音響。なんというか制作者のエゴイスティックなノスタルジーを高い技術力に頼りきって表現しているだけで、その技術自体は買うが、そこに意味のあ…

第5話 「孤島 〜二人の魔剣使い〜」

これも脚本はつまらんしバトルシーンは枚数が少ないしでつまらないなあ。いろいろ出てるらしい関連小説やら漫画を読んで背景となるストーリーを知っていれば楽しめるということなんだろうか。それでもパターン化された萌えキャラが一流の声優に演じられてい…

第5話 「海に行こうよ」

はっきりいって救いようのないつまらなさなのだがそれでも視聴中止する気が全く起きないのはどういうことだろう。直感では声優の頑張りとキャラデザと美術を含めた心地よい色彩の統一性が原因なような気がするけれど。しょうがないのだろうが作画をもうちょ…

第18話 「侵入者」

ここの所毎回絶賛しているスカイガールズだけど、今回はいまいちだった。全体的に描写がおとなしすぎて、危機感や恐怖感が必要とされてるのにほとんど感じられなかった。ワームがゆっくり歩いてくるだけではどうも迫力に欠ける。かといってエヴァの使徒侵入…

第5話 「シュート!×キャラをやっつけろ!」

良脚本復活。というか前回の金月龍之介脚本が特殊だったのかも。とはいっても紋切り型の脚本といわれればそうでしかないので、もうちょっと人間の感情に踏み込んだ話を見たいところ。最初のサッカーシーンは中々の見応えだった。しかしそのせいで肝心のラス…

Anfangen ist leicht, beharren eine Kunst.

始めるのは簡単。続けるのは芸術。

第04話 「デキテンデスカ?」

あのキスの時のリアルな音響効果はアニメではあり得ない表現。そこからもわかるように全体的に最早ヲタの話というよりは普通の大学生の青春物語。前回までの話も同様。そういう話としては見応えのある脚本で、他のアニメの追随を許さない。というかこんなこ…

#5 「咲かない桜」

これも作画が不十分なのが致命的。不十分というのは演出の要求に応えていないということ。例えば雛子がぬいぐるみを受け取ってるシーンでの菜々香の反応。重要な感情表現なのに簡単な絵しか使われていない。それでもシナリオはそれなりに見れるもので、なん…

第3話 「すくすくそだて」

規制よりも作画が内容の濃さに追いついてないことの方が大いに問題。規制部分は事情が事情だけに仕方ないと思えば気にならないのだが、作画が不十分な部分は作品自体の欠点として気になってしまう。もうひとつの問題はシリーズ全体の方向性が見えてこないこ…

Alle Wege f将臧ren nach Rom.

全ての道はローマへ続く。