Page06 「夏の想ひ出」

写生会の時と大して印象は変わらず。中身のない脚本と季節や一日の時間の移り変わりを感じさせる美しい美術と音響。なんというか制作者のエゴイスティックなノスタルジーを高い技術力に頼りきって表現しているだけで、その技術自体は買うが、そこに意味のある表現があるかというとないと思う。

というかそうなってしまう本当の原因は原作が本質的に単なるギャグものでしかないのに今回のような雰囲気を押し付けていることだと思う。もうちょっとARIAの続編にふさわしいような作品はなかったものなのでしょうか。