ひだまりスケッチ

第5話「こころとからだ」

なんというかしょうゆを付けずに刺身の盛り合わせを食べているようで、個々の絵という素材はいいのだがそれに生命を与える目的がない。と毎回同じような印象を受けるだけなのでもうこのシリーズの感想を書くのは方向性に変化が無い限りやめようと思う。美術…

第4話 「歌うショートケーキ」

冒頭の目覚ましからカーテンを開けて明るくなるシーンや、終盤の夕焼けの街の単純化した大胆な表現などいいなと思うところは結構あったりするのだが、単発の感動でそれ以上のものにはならない。いい絵はいい物語の中で生きるもの。今回はこれまでと比べれば…

第3話「6月17日 またはインド人」

今回は演出の奇抜さが収まって普通の萌え系ギャグアニメのような雰囲気に近かった。それはそれでいいんだがそうすると実写を取り込むことなどのビジュアル的なこだわりがあまり意味がなくなってくる。さらに最近の萌え系ギャグ漫画はみんなそうだが元々ギャ…

第2話 「ニッポンの夏」

確かに新鮮な映像構成なんだけど、目新しさがあるだけでそうする必然性というのが感じられない。製作者が何も考えていないのかこっちの理解力が足りないのか。あと基本的に映像とセリフが同じことを冗長に表現していて、映像と音声の間の衝突がないため緊張…

第1話 「冬のコラージュ」

新房昭之監督の魅力はさんざん語られているだろうが、あまり語られない特徴として物語の軽視がある。「ぱにぽにだっしゅ」にしろ「ねぎま!?」にしろ映像は面白くサービス満点でも、ストーリーで人を楽しませるということをほとんどしていない(両作品とも全…