第5話「彫刻のある風景」

作画のひどいアニメばっかり見てるとまるでこの作品がオアシスのよう。これでまた一週間戦い抜けそうです。

ようやく「〜編」のパターンに突入したようでこれまでのような節操の無い構成ではなくなっていた。最初からこうすればもっと一般受けするようにも思うが、もともと一般受けするような雰囲気でもないので別にいいのかもしれない。

とはいっても特に構成的に工夫があるわけでもなく、コメディーシーンを挟みながら淡々とストーリーが進んでいくだけのもの。しかしその作為の無い作りは優れた作画や声優の演技、均一な質のギャグなどの素材のよさを壊さず、却って作品世界の自然さを増している。京アニの何も考えずに原作に忠実に作ってるような作り方は、時に作為を超えた偶然の生む奇跡的な感動へつながることがある、ような気がする。