第6話

本編についてだけれど、正直あまり好きになれる話ではなかった。軽い萌えコメディであるはずのこの作品にしては話が深刻すぎる。それに主要キャラと精神的に強く関わる大人が登場するのもこういう作品にはふさわしくなかったと思う。

その点を気にしなければ龍姫の感情がよく伝わってくるいい話だった。特に冒頭約5分間という異常な長さで描かれた龍姫の孤独さの描写は印象的だった。その最初に虎子たちが帰るのを顔を見せずに描いていたのもとても効果的だったと思う。

しかし虎子たちが龍姫の家に押しかけることにはもう少し説得力のある理由が欲しかった。

おまけパートは個人的には演出的にいまいちで、制作者が狙っているであろうインパクトは受けなかったと思う。