第103話

銀魂のシリーズものはいつものことだとわかっていてもキャラたちの生き様の熱さ、それを見事に描く表現の数々に圧倒されてしまう。しかしお互いを認め合った男たちの絆の強さ、というのは個人的には自分の人生に対応とするものが見いだせなくて、どこか他人事のような感じがしてしまうな。「オタク」のあまりにもステレオティピカルな描き方もリアルなオタクとしては納得できないものを感じる。作り手と僕の世代的、人間的な違いが反映されてるんだろう。でも別のとらえ方をすればそんな僕にもこの作品で描いてる生き様が伝わると言うのは素晴らしいことだと思う。