第4話

ToLOVEるが萌えアニメの定番の表現をまともに描いているのに対して、このアニメはそういった表現を表面だけ真似していて中身が伴っていないように思う。上手く言葉にはできないが今回の金髪美少女もどんなタイプのキャラかと言うことは認識できるものの、実際に楽しんだり苦しんだりする生きたキャラであるという実感がわかなかった。だからこのアニメは流行に乗って乱造される駄作の一つにすぎないように思えるのだが、実際にはひどく楽しんでいる自分がいる。その理由について前回の感想では演出や音楽の使い方などの過剰な単純さを指摘したが、それ以外にも性格描写はいい加減ながらも女の子の「恥じらい」だけは丁寧に描いてるということもあるように思った。エロの良し悪しというのはビジュアルだけの問題ではなく、それに恥ずかしさを感じる人間がいるかどうかということも重要だと思う。