第8話 「トムのふしぎな店」

今回もとにかくジャスミンがかわいく描かれていて、しかもいつも正しい選択や有効な行動を取るのはジャスミンで、ピンチを救うのはいつもジャスミンの連れ達と、このアニメの目的はジャスミンの魅力を伝えることにあるのではないかと思った。今回もつけられてるのに最初に気付いたがジャスミンであることに始まり、つかまったシーンから救い出したのはフィリであったり、トムの店でどう見てもインチキな商売に引っかからなかったのはジャスミンであったことなど、他の二人がバカ丸出しの中一人で冒険を引っ張っている。今回特に魅力的だったのはは乗り物の動物と戯れてるシーンで...あーもうかわいいなあ。

この作品で時々見られる頭の悪さが際立ってたシーンの一つが、テーガンの子供達がリーフにそそのかされて仲間割れを始める場面。子供向けアニメのアイデアとしては秀逸なもので、子供たちはヒーローの智恵によって悪者がやっつけられていくのをワクワクしながら見ていただろうが、大きなお友達的にはリーフが頭悪そうに言ってるのを次から次へと信じてしまうのは、バカに引っかかるさらなるバカをゲラゲラ笑えるものだった。もう一つはリーフとバルダが胡散臭さ満点のセールスに絵に描いたようにそのまんま引っかかってしまうシーンで、これもあまりの頭の悪さを次から次へと見せられて笑いが止まらなかった。特にバルダは、最初手品ではないかと疑っていたはずなのに、それっぽい商品説明をされたらスンナリ信じてしまって、これはもうスタッフ(原作か?)が完全にネタキャラとして狙ってると思った。

肝心のトムの店は、思わせぶりな形をした標識や店の概観や、善人だか悪人だか今ひとつわからないトムの性格などが何かあるんじゃないかと思わせる伏線として良かった。と思ったのだが、今回は真相は明かされず、次回予告は別の話になっている。これでこの話は終わりなのだろうか。

チープなつくりではあるが間抜けな展開やジャスミンのかわいさが非常に良く、楽しめるものになって来た。