第8話

シリーズ序盤からなぜファンタジーRPG風の正義やバトルを中心に描くはずの作品でこうも学園ラブコメみたいなエピソードが続くのか謎だったけど、どうも恋愛を中心としたドラマに持って行きたいということらしい。

今回のアンリエッタの気高さと自分の欲望の葛藤を描くいくつかの描写は、声優の演技が素晴らしいのは良くあることにしても、演出的にも効果的で、すごく印象的だった。ルイズ、シエスタ、ティファニアもそれぞれのキャラらしい表現がなされていて、三人とも女性として魅力的だった。「女性として」魅力的、というのは単なる萌え属性の組み合わせだけでヒロインを作ってるアニメが多い中で貴重だと思う。

誠臭のプンプンする才人はわりとどうでもよくなってきたが、このキャラたちでで恋愛ドラマを納得のいく形で仕上げてくれたら相当に面白いものになると思う。