第8話

それぞれの決意を持って運命立ち向かうキャラたちの姿と静謐な雪世界を描いた背景美術が素晴らしく、見ていて実に充実した時間を過ごすことができた。特にお当番キャラもいないし見せ場と呼べるシーンはないわけだけれど、多くのキャラの感情の絡み合った人間模様を一話で全体的に俯瞰できるというのも、また魅力的な体験だといえると思う。

この作品の逆ハーレム性と腐女子向けの性質(ファンタジックな同性愛)の同居は相当なもので、今回も今回も腐女子向けのキャラでしかなかったエレンフリートがアンジェリークに励まされてるのが自然に描かれてるのを見て思わず唸らされた。

アンジェリーク自体はネタキャラだと見なしていたんだけど、他のキャラに成長したとか言われたり、エレンフリートが励まされてるところを見るとついマジに成長しているキャラとして捉えてしまいそうで困る。