第7話

ものすごく良かった。序盤の春香のカットはドキッとするものがいくつかあったし、一緒に寝るエピソードは微笑ましたかったし、春香の父親に抗議する裕人は冗談抜きでカッコよかった。舞台がこれまでの秋葉原とかコミケ会場とか我々の現実を模した場所じゃなくて、普通にアニメらしい家庭という空間だったのも今回の話を自然に受け入れられた原因だと思う。

が、現実のオタクとは完全にかけ離れたオタクの素晴らしさを説かれるとこれまでと同様にどうしても萎えざるをえなかった。春香の趣味がアニメやマンガじゃなくて盆栽とか仏像鑑賞とかならずっと感動的だったように思う。誤解されたオタクの描写をオタク向け作品でやる原因は原作にあるのだろうが、原作を読んでいないのでよくわからない。