第7話

黒田にはいまいち共感できなかった。なんというか今の時代の若者は、黒田が客や友人に対して影響を受けたように、相手の言葉をそのまま信じて喜んだり苦しんだりしないと思う。むしろ今の若者というのは他人や友人の言葉が根拠のない言葉にしか聞こえなくて、どんな言葉も信用できないことに悩むものであるように思う。このアニメにある若者像はオッサンの理想を投影しただけのものにすぎないように思うなあ。

他愛のない人情話をやってくれる分にはわりと好きな作品になってきたんだが、少し深刻な内容になると人間の感情の大ざっぱな扱い方が気になってしまう。