第1話

特に見せ場はなかったが、作画と美術のクオリティは高く、ストーリーもこれからの展開を強く期待させるものでとても良かった。

ストーリーはロシュたちのアンジェリーク探し、教団長の継承権問題、エレンフリートのヨルゴを救うための画策という3つの展開を軸に構成されていた。主役が眠り続けてるという意外な展開はもちろん、教団の話もエレンフリートの話も、中心となるキャラがどんなことを望んでいてどんな精神状態なのかと言うことがはっきりわかり、是非彼らが今後どうなるのか知りたいと思った。全体のストーリーとしてもこの3つの展開がうまくつながり、それぞれの心の問題も解決して、世界平和も取り戻すというラストになるなら素晴らしいストーリーになると思う。

前シリーズはバトルが単調すぎるのが不満だったけど、OPのバトルはなかなかの迫力で、これぐらいのものを見せてくれるなら満足できるかもしれない。OPといえばポニテのアンジェがかわいかった。

前シリーズでも良く感じたことだが、今回もマティアスが聖都を見上げて「美しい」というシーンで半分シリアスに見えながら半分陳腐な少女マンガ風の表現がギャグにしか見えないという気分になった。ニコニコで見るならいいけど、個人的には真剣に見たいシリーズなのであまりわざとらしい表現はやって欲しくない。