第6話

それはもう力を入れて作ってるのはわかるんだが何が面白いんだかサッパリだった。十分に受けいられていないフィクションの上にその否定であるメタフィクションを重ねたところで大したインパクトがないと言うことだと思う。変なことは普通なことをやってる中でやると際だつのであって、変なことばっかりやってもキワモノにしかならないということ。まあプレスコが生み出すリアリティや丁寧な仕草の描写などは作品世界の現実性を強化する方向に作用してはいるものの、全体としてはやはり素直には受け取りがたい作品だと思う。