第9話 「シューカツはいつも雨」

主役なのに影の薄かった笹原が前面に。しかしこれまでの話数のリアルな就職や恋愛の問題を取り扱った表現の数々は、それらに悩む今回の笹塚の姿を強く強調していて、決して統一感のないシリーズ構成ということではなかったと思う。

最後の面接の失敗とゲームに逃避してるシーンのシーケンスは、面接のシーンの台詞回しも現実逃避する笹塚の表現も良く出来ていて、自分も似たような境遇にいるのもあり、強いリアリティを感じて、身につまされるような思いだった。これはもうDVDを買いたくないどころか2度と見たくない感じ(もちろん誉めている)。