第24話 「流れついて、瓶詰め」

「ひとつだけ、島から出られる方法があるの。」

あまりにもベタな展開でさすがに萎えるなあ。そういう作品だから仕方ないのだが。

まあそれでもラストはちゃんとしたものを見せてくれるでしょう。そう期待できるぐらいには制作者の意気込みを感じられる作品ではあった。

すずの行人を思う気持ちにいまいちのれないのは、これまでのシリーズ全体の積み上げが不十分だったからだと思う。もともと恋というものを知らないすずが、自分の新しい気持ちに戸惑いながらも気づいていくという過程をもっと時間をかけて描いて欲しかった。