第11話 「天使回廊」
何をやってるんだかはよくわからんけどワルテイシアが絶対天使達の話を聞いて「あなたを理解します」とか言ってるシーンは非常にいいんです。内容やセリフ回しは。「人の思いは、足し算や引き算ではないのよ。時には損得や善悪を、この世の全てを超えて働く。」と言われながら泣きじゃくるせつななんてもうその名のようにせつなくてせつなくて仕方ない。京四郎や空の独白もハッタリのきいたポエティックなセリフ回しで感動的。なのになんですかこの絵は? バトルシーンの手抜き加減は? シリーズ序盤にあんなにおバカなシーンに力を入れるぐらいなら、その辺を適当に済ましてなぜこの時のために余力を取っておくことができなかったのか。せっかく面白くなってきたと思ったら興醒め。
でも絶対天使達の大切な人との関わり方はそれぞれ違いがあっていいですね。こういうアイデアはいいのに、なぜこうふざけた雰囲気にしてしまうんだろう。もったいない。