第21話 「FILE7「血ぬられた迷宮」#4」

せっかくこれまで大掛かりな仕掛けを用意して話を膨らませてきたのに、それが全然生かされてない終わり方で残念。相手は強すぎて立ち向かえません、で片がついて、それでは話の締めとして足りないから、適当にドラマを付け加えて仲間を一人失踪させて、それを救うためのピンチに陥いって切り抜けるシーンで強引に盛り上げるといったご都合主義が見えてしまう。真砂子を助けに行くシーンにしても、麻衣が危機一髪になる演出で盛り上げていただけで、話としてはモンスターに遭って追い詰められたところで助けが現れるというなんの工夫もない展開だった。麻衣がピンチになるまでそれまで一緒にいた仲間が来ないのも不自然でご都合主義を感じてしまう。

もっとがっかりしたのが真砂子@釘宮理恵の態度。先週プロらしい毅然とした振る舞いを見せたと言うのに、今回はあんなに情けない嫉妬の姿を高校生のガキの前でさらしてしまうとはなにごとか。最早ツンデレですらなくただのデレデレ。
脚本:國澤真理子 絵コンテ:武山篤 演出:上田繁 作画監督:浦野達也/柴田志朗